呪術高専でカフェをはじめました【第三章】

癒しの時間【115】 ページ35

《五条・伏黒・釘崎・虎杖side》


虎杖『げほっ…分かったよ

はぁ…死ぬかと思った』



解放された虎杖は締め上げられていた首を摩りながら

釘崎と伏黒にAの事を話す



虎杖『って事があったんだよ

だから少し遅れちまったんだ…悪かったな』



釘崎『たくっ

ちゃんと理由があるなら話しなさいよね！』



虎杖『いや！話す前に首を絞めてきたのはだぁれ？！』



釘崎『うるさいわね！

だけどAさんの事が気になるわ

それにこっちは先生が…』



虎杖『ん？』



虎杖は荒れた五条を見ると驚いていたが何かに気づく



虎杖『あ…何か俺分かっちゃったかも』



伏黒『奇遇だな、俺もだ

Aさんの様子と五条先生のあの様子…』



釘崎『なるほど…

ふたりの間で何かあったのね』



３人は膝を抱えている五条に近づくと声をかける



虎杖『あの〜先生…

もしかしてAさんと喧嘩した？』



伏黒・釘崎『ストレートに聞いたな！！』←心の声




虎杖『何があったかは分からないっすけど

Aさん…悲しそうでしたよ？』



虎杖がそう言うとガバッと顔をあげて

文句を言い始める五条…



五条『悲しいのは僕！！

なんで僕が悪いみたいになってんの？！』



虎杖『いや言ってないっすよ！

ちゃんとAさんと話をしてみたらどうですか

俺はその方がいいと思う』



五条『やだ！！』



虎杖『何が嫌なんすか！？

このままじゃAさん…

先生から離れてしまうかもしれませんよ』



五条『……』



もうどっちが大人なのかと周りはツッコミたくなるだろう




釘崎『私、絶対あんな男と付き合いたくないわ〜』



伏黒『虎杖の方が大人に見えてくるな』



釘崎と伏黒は虎杖と五条のやりとりを見ては溜息を吐く



虎杖『今ならまだ間に合います

取り返しのつかない事になる前に行動して下さいよ？』




五条『はぁ…さ、そろそろ任務に行こうか

悠仁〜君にはワンランク上の呪霊を相手してもらうよ』




虎杖『え？！何で！？』



五条『僕に説教したんだ

そんな君にお礼だよ♡』



虎杖『いらねえええ！！』



伏黒・釘崎『本当屑だな…あいつ』



五条に冷たい視線を送る伏黒と釘崎…

身勝手でわがまま過ぎる担任教師に呆れてしまうが

これ以上面倒事には巻き込まれたくないふたりは

何も言わず前を歩いて行く先生について行った




※次回、五条・家入・夏油でトーク編に入ります

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