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癒しの時間【111】 ページ31

かぶりつく悠仁くんを見ていると

夏油さんが私に声をかけてきた



夏油『A

もうすぐランチタイムが終わるよ』



A『あら、本当ね…』



夏油『客もいなくなったし

すまないが私は席を外してもいいかい?

野暮用があるんだ…この私を煩わせる猿がいてね

面倒だが相手をしなきゃならないんだ

ディナーの時間には戻る』



A『構いませんよ

分かりました…ではまた後程』



夏油『あぁ、では失礼するよ』



夏油さんは指を弾くと姿を消す

彼を見送り、片付けに入ろうかと辺りをみるが

作業が全て終わっている

恐らく夏油さんが済ませてくれたのだろう



A『夏油さん…有能すぎるわよ

もうご褒美に後でキスしちゃう』



彼の素晴らしさに感動していると

悠仁くんが眉を顰め私に声をかけてきた



虎杖『なぁ、Aさん

何かあったのか?』



A『え?』



突然悠仁くんにそう言われ私は目を見開く



虎杖『いやなんかこう

無理をしているというか悲しそうなんだよな』



A『……』



彼に見透かされ

私はなんて答えたらいいのか分からず戸惑っていると

悠仁くんは少し考え込みニカッと笑う



虎杖『この後Aさん、休憩っすよね?

なら俺に付き合ってくれよ

気分転換しに行こうぜ!』



そう言うと残っていたハンバーガーを一気に頬張り

立ち上がる悠仁くん

キッチンに入ってくると私の手を引いた



A『悠仁くん?!』



彼にグイグイ引かれながらも何とか私は鞄を持つ

カフェの外へと連れ出され高専内を抜けると

悠仁くんは近くにいた補助監督さんに声を掛け

何やら話をすると私を車に誘導し強制的に乗らせる

訳が分からないままいると車が動き出した



A『悠仁くん、何処に行くの?』



虎杖『それは着くまでのお楽しみ!』



そう言う悠仁くんを見てもうこのまま

彼に身を委ねようと私は大人しくしている事にした…

暫くすると目的地に着いたのか車が止まり

外に出るよう促されドアを開けると

目の前には数多のお店が並んでおり

たくさんの人で賑わっている



A『ここはまさか…』



虎杖『秋葉原でーす!

やっぱ遊ぶならここだろ〜』



瞳をキラキラさせながらそう言うと

彼は運転してくれた補助監督さんに

『数時間後此処に迎えに来て下さ〜い』と伝えると

私の手を引き、ある店へと入っていった…

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プスメラウィッチ - 妖艶さん、夢主ちゃんと五条悟を付き合って、結婚して欲しいです。お願いします🙏 (2022年4月26日 13時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
妖艶(プロフ) - とぴあさん» とぴあ様初めまして!貴重なコメントをありがとうございますとても嬉しいです夢主を気に入って下さっているとは光栄でございますそして五条の事ですが特別に私からヒントを…彼が怒っているのは夢主が言った言葉に原因があります!そして彼の性格を考えて見て下さい (2022年4月24日 18時) (レス) id: 5c369f111f (このIDを非表示/違反報告)
とぴあ(プロフ) - お酒入った夢主ちゃんえ〇くないですか……?最高です……大好きです……!そして私は五条先生が怒っている理由が分からないので恋愛のアマチュアにもなれません(´・ω・`)続き楽しみににしております! (2022年4月24日 18時) (レス) @page33 id: 713a1df7ae (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 妖艶さん、夢主ちゃんと五条悟を付き合って、結婚して欲しいです。お願いします🙏 (2022年4月13日 21時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:妖艶 | 作成日時:2022年4月13日 18時

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