魔法にかけられて【35】 ページ10
貴女『…！』
レオナ『邪魔が入ったか…』
彼は舌打ちをすると、近くにある窓から外の様子を見た
そしてインターホンの相手を確認すると
鬱陶しそうに溜息を吐く
レオナ『はぁ…あいつらか
よりに寄って面倒臭え』
貴女『面倒？
取り敢えず出てくるわ
貴方はどうするのかしら
というより、午後からはちゃんと授業に出なさい』
レオナ『ﾁｯ
仕方ねぇな…お前がそう言うなら戻ってやるよ
女の誘いには断れねぇからな
おら、行くぞ』
貴女『ええ、分かったわ』
彼の後を追い、一階に降り玄関へ向かいドアを開ける
するとそこには黒いスーツを着用し
怪しげににやにやしている3人と
足元に小さな黒猫がいた
貴女『何だか取り立て屋みたいな子たちね…物騒だわ』
私がそう言うとそれぞれが反応した
アズール『酷いですっ
ドアが開いたかと思えば一度お会いしているのにも
関わらずそう言われてしまうなんて…』
と、しょぼんとする彼
ジェイド『仕方がありませんよ…アズール
僕達はこのような成りのせいで善良な行いをしても
人々には疑われ、嫌われてしまう…ｼｸｼｸ』
と、言って胸元のポケットからスカーフを取り出し
目元をふきふきする彼
フロイド『はぁ？何いい子ぶってんだよ
善良な行いなんてしてねーだろ
お前が一番人間を弄んで痛ぶって楽しんでんだろーが』
と、据わった目で見下しながら
ジェイドさんを思い切り蹴り上げる彼
貴女『…』
レオナ『…』
あまりにも登場が濃いキャラ達に唖然としてしまう
すると足元でちょこんと立っていた黒猫が話始めた
黒猫『やい！！お前が異世界から来たっていう奴か？
お前強いんだろ？！これからは俺様の子分として
使ってやるから感謝するんだゾ！！』
そう捲し立てるかわいい黒猫を私は抱き上げる
黒猫『にゃ"?!』
貴女『すごいわね…猫が喋ってる…
そしてもふもふで肉球ぷにぷにだ…』
黒猫『にゃああにするんだ！！このグリム様に向か…って
むふふふふ…気持ちがいいんだゾ…』
満更でもないのか
うっとりとし私のもふもふテクニックに
見事に悩殺された黒猫
そのままなでなでしていると後ろで壁に寄りかかり
腕を組んで見ていたレオナさんがｸﾞﾙﾙﾙと唸り近づいて来た
レオナ『おい、その獲物を寄越せ
そいつには怨みがあるからな…俺が喰らう』
そう言って黒猫の首輪を掴み、吊るした
続く (更新停止中)
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妖艶(プロフ) - たろ。さん» 確認しました！私でも気づかなかった誤字をご報告下さりありがとうございました！たろ様の瞳はマーベラスです･̑◡･̑ (2022年1月21日 21時) (
レス) id: 5c369f111f (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 妖艶さん» 29話の夢主のセリフが一部サムさんでした！ (2022年1月21日 21時) (レス) @page4 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
妖艶(プロフ) - たろ。さん» たろ様、初めまして。コメントを頂き光栄に思います…また夢主を気に入って下さり嬉しいです!またサムさんの件で何か誤字があったのかと焦り、小説を確認しましたが問題はなく、もしかして口調がルークぽいからですか？どちらにせよ笑って頂けて嬉しゅうごさいます´∀｀ (2022年1月21日 21時) (レス) @page9 id: 5c369f111f (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 途中サムさんが一人二役してるとこあって笑っちゃいましたw夢主理想的な女性すぎる… (2022年1月21日 19時) (レス) @page9 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - はい^_^ (2021年11月17日 19時) (レス) id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妖艶 | 作成日時：2021年7月18日 18時
