魔法にかけられて【34】 ページ9
廊下を歩いていると
通りすがりの生徒さんたちが
私の存在に気づき、明るく挨拶をしてくれる
その度に微笑みを浮かべ挨拶を返すと
どの生徒たちも顔を紅くし照れてしまう
そんな反応に少々困ってしまった
中庭へと着き、自分の家を見つけ外装を確認すると
特に異常もなく安心する
貴女『良かった…大丈夫みたいね
あの時は深夜でよく見えてなかったから安心したわ
あとは内装ね…壊れてないと良いけど』
私はドアの鍵を開けて中へと入る
一階にある全ての部屋を確認したが
以前と何も変わらない状態で綺麗だった
貴女『次は2階ね』
階段を上がり部屋を確認する
2階もほとんどの部屋に変化はなく安心したが
違和感を感じた
誰も居ない筈の部屋から人の気配がしたのだ
貴女『…』
私は太ももに装着していたホルスターから
銃を出すと気配を感じる部屋へと向けゆっくりと近づく
ドアの前に来ると音を出さないように開いた
そして中へと入るとそこには
美しいデマントイドガーネットの瞳をぎらつかせ
こちらを見ているレオナさんがいた
レオナ『何だ…お前か』
貴女『レオナさん…貴方だったのね
まったく侵入者かと思ってしまったじゃない』
私はほっとすると銃をホルスターにしまう
貴女『というかどうやって侵入したの？
鍵は閉まっていた筈なのに…
それに貴方授業はどうしたのかしら』
レオナ『はっ！俺を誰だと思ってんだ
魔法さえ使えれば鍵など無意味
それに授業なんて退屈なもの俺が出るはずねぇだろ』
男はベッドに横になり
尻尾をゆらゆらさせながらそう答える
レオナ『で、お前はどうしたんだ』
貴女『私は授業が終わって
自宅の様子が気になったから見に来たのよ
そしたら貴方が…』
レオナ『なるほどな
だが此処は問題ないぜ』
貴女『はぁ…そのようね』
つい溜息が出てしまった
この堂々とした家宅侵入者に…
レオナ『おい、そんなつれねぇ顔すんな』
男は何時の間にかベッドから立ち上がり
私の目の前にいる
そして引き寄せられ、顎を持ち上げられると
彼の色気ある瞳に見つめられる
貴女『…っ』
レオナ『相変わらずいい反応するな…お前
そんなに俺に喰われてぇのか、あぁ？』
男が迫り、女の唇を奪おうとしたその瞬間…
【ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾎﾟﾋﾟﾎﾟﾋﾟﾎﾟﾋﾟﾎﾟｰﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ""
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ】
凄まじいインターホンが鳴った
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妖艶(プロフ) - たろ。さん» 確認しました！私でも気づかなかった誤字をご報告下さりありがとうございました！たろ様の瞳はマーベラスです･̑◡･̑ (2022年1月21日 21時) (
レス) id: 5c369f111f (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 妖艶さん» 29話の夢主のセリフが一部サムさんでした！ (2022年1月21日 21時) (レス) @page4 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
妖艶(プロフ) - たろ。さん» たろ様、初めまして。コメントを頂き光栄に思います…また夢主を気に入って下さり嬉しいです!またサムさんの件で何か誤字があったのかと焦り、小説を確認しましたが問題はなく、もしかして口調がルークぽいからですか？どちらにせよ笑って頂けて嬉しゅうごさいます´∀｀ (2022年1月21日 21時) (レス) @page9 id: 5c369f111f (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 途中サムさんが一人二役してるとこあって笑っちゃいましたw夢主理想的な女性すぎる… (2022年1月21日 19時) (レス) @page9 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - はい^_^ (2021年11月17日 19時) (レス) id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妖艶 | 作成日時：2021年7月18日 18時
