オリシェア日常編２！！

63日目 ページ20

戦争の時間

ｰｰｰｰｰｰｰｰ

トア｢アキ！いっちゃん！こっちこっち！｣

アキ｢はあ、はぁ…医療部隊からめっちゃ遠いんだけど…！！？？｣

イチヤ｢アキバテてんねぇ｣

トア｢俺がここから登って総統室に行くから、いっちゃんは死体落とすから燃やして！｣

イチヤ｢おっけぃ｣

トア｢アキは周り来てないか見といて！｣

アキ｢りょーかい！｣

トア｢行ってくる！｣

そういってトアは軍基地の壁をひょいひょい登っていった

途中ちらっと見えた顔が涙ぐんでいたのは気のせいだろう

ｰｰｰｰｰｰｰｰ

ｶﾀﾝｯ

総統｢誰だ！｣

トア｢…お父さん｣

総統｢トア！？｣

トア｢おれ、総統になりたいんだよね｣

総統｢ダメと言っただろう！早く戦線に戻れ！｣

トア｢お父さんダメって言うから、今まで我慢してきたんだけど、俺もうイイコやめる｣

総統｢な、！？｣

持ち前の素早さをフルに使って裏を取る

ｸﾞｻｯ

首の辺りにお気に入りのナイフを刺す
どくどくっと血が吹き出る

総統｢う゛……｣

ﾄﾞｻｯ

トア｢ふう｣

総統｢と、ぁ………｣

まだ生きてたのか

トア｢…なに？遺言ぐらいなら聞いてやるよ｣

総統｢つよく、なったな………｣

トア｢……あんたの娘だもん｣

そう言って実の父親は娘の前で息を引き取った

そしてトアは窓から死体を落とした

ｰｰｰｰｰｰｰｰ

ひゅーんっと死体が降ってくる

ありゃ、これはまたずったずただねぇ

イチヤ｢アキ〜！！そっち敵いる！？｣

アキ｢………30人ぐらいX国のやつ来てるー！！｣

イチヤ｢なに！？おっけ！これ燃やしたらすぐ行く！トア〜！！！！｣

ひゅっと今度はトアが降りてくる

さっきまで兵士用の服だったトアは総統の服に着替えて帰ってきた

イチヤ｢はえ、似合っとるよ｣

トア｢まじ？よかったぁ。｣

アキ｢来てる！！！！｣

アキが走ってくる

ﾊﾟｧﾝｯ

トア｢……｣

トアの腕に弾丸が当たる
でもトアは眉ひとつ動かさない

X国兵士｢なんだこいつら…女だけじゃねぇか。しかも3対30。勝てるわけないだろ？｣

トア｢くくっ…………｣

X国兵士｢…………？｣

トア｢3対30？？｣

トア｢1対30なんだよなぁ。いっちゃんがんばれ〜｣

イチヤ｢ですよね〜〜｣

アキ｢がんばれ〜｣

イチヤ｢はぁ、なんでうちなの……元々近接好きじゃないのに〜。遠距離部隊入っとけばよかったわ｣

トア｢よくいうわ｣





多勢相手に負けたことないくせに

ｰｰｰｰｰｰｰｰ

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