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「あーあ。そんな口聞かれたら俺、傷つくなァー。


せっかく俺が奪った土方の1年の頃のクソ真面目ノート、見せてあげようと思ったのになァ?」






『ひ、土方のクソ真面目ノート……?』





なに、そのクソ真面目そうなノート。






「俺ァただ寝てるだけじゃなくて、

きちんと対策始めてたんでィ。

土方の部屋の棚を漁るという対策をなァ。」





それ対策って言えるのか。





とはいえ。


み、見たい……


正直うちの兄(銀髪)はこういう面では全く使い物にならない。





「まァでも、そんなに俺が嫌いなら、

仕方ないなァ。」






『……』






「まあ、3回側転して、お手からワン、とかしてくれたら、考えなくもねェなァ。」





『側転!?』




いやこちとらスカート履いてんですが。





「え!?まさかAちゃん、側転もできねェのォ?

得意科目は体育です!系女子じゃなかったのかよォ。」





バカにしてるでしょ。

全国の得意科目は体育です!系女子に謝れ。







『いや、できるけど……』




普通に公道だし。黒パン履いてるとはいえ恥ずかしいんですが……





「ふーん、ま、いっかァ。


Aちゃんの成績がどうなろうと、俺関係ねェし。」





『ちょ、ちょっと待った!!』






とりあえず、周囲を確認。

誰も居ないよね??




よ、よし……








沖田からある程度距離を取って、息を整える。




『ほっ!』






ぐるん、ぐるん、ぐるん、タッ。


沖田の手に手を重ね、そして__




『___わん。』






「ちっ、黒パンかよ。」




『見んな!』


お手をしていた手でそのまま沖田の頭をはたく。




「イテッ。ご主人様に逆らう気かィ。」




『誰がご主人様だよ!!』





「今の儀式には、『もう私はご主人様には逆らいません、一生あなたの犬であることを誓います。』って意味があるんでィ。」





『そんな儀式聞いたことないわ!!』





「ほら、行くぞィ、ポチ。」




『誰がポチじゃい!!』







……これだからサディストは。








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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 学パロ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ニコ | 作成日時:2020年4月3日 10時

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