【ハイキュー】媚び売ってなんぼ 2【稲荷崎】

４９、雪かな ページ10

「Aあんたおもろいことなってるな」

『笑い事ちゃうではーちゃん』

コミュニティ広くてそれなりに情報通のはーちゃんには噂は筒抜けやったようで

「まー、なんか助けほしかったら言いや」

『はーちゃんが優しい、つまり明日は雪か？』

「雪のように冷たくしてほしいか？」

『うそうそ』

茶化してみせると、
はぁ、とわざとらしいため息を吐くはーちゃん

幸せ逃げるで


「‥何してるん？」

『はーちゃんから逃げた幸せを吸ってる』

「そーゆーシステムちゃうと思うで。あとそれはタバコの吸い方や」


通常運転やな、とはーちゃんは眉を下げる

「先生に相談はせんのか？お得意やろ」

『んー、いずれすると思うけど。まだ準備不足なんよ』

「準備？」

『そ。絡んでくる人訴えてもキリないからさ、元凶を見つけたいねん。言い逃れできんくらい証拠出揃ってからやないと中途半端なるし』

あとサムさん効果で、絡んでくる男子はおらんくなった
女子の視線は悪化したけどな

サムさんが怖いから直接言ってこんだけで、内心は色々思われてるやろーな

「まーた悪いこと企んでるやろ」

企み？いやいやこれは、


『れっきとした正当防衛やで』

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