【ハイキュー】媚び売ってなんぼ 2【稲荷崎】

６２、相談 ページ26

『北さんちょっとご相談が』

「どうしてん」

これ見てください、と部活後の北さんに例のツ◯ッターを見せた

北さんはほとんどSNSを使わんから噂とか知らんかったみたい

画面を見る顔がだんだん険しなっていった

「Aこんなことしとんのか？」

『パパ活ですか？すると思います？』

「せやんな。俺もするわけないって分かっとるけど一応確認や」

すでに目が怖い
ツムさんらが一番ビビっとる訳がわかる

盗撮の件の投稿を見てさらに怖なった。圧が、目の圧がすっごい。


『根も葉もない悪口言われて困ってるんですよ。まぁ原因は私がバレー部のマネージャーやっとる逆恨みです』

かるーい感じで話しとったのに、


「すまんな、こんな迷惑かけて」

『いや北さんが謝ることやないですって』

北さんに頭を下げられてビックリした。
顔をあげてください、と慌てて促す。

『まぁ代わりと言ってはなんですけど、お願いがあって。この被害を北さんから先生に訴えてほしいんですよ』

「当たり前や。知った以上俺も見過ごせへんし、できることあるなら協力するわ」

さすが我らが大将。ちゃんとしてますわ。

『ありがとうございます』

「ほんでここまで悪化する前に言いや。実害あってからでは遅いやろ」

『‥今後気をつけます』

言えへん。確実に追い込むために泳がしてたとか、絶対言えへん。怒られてまう。


ぐっ。
じっと顔を見つめられ、思わずそらしてしまう。

「‥無理はしてへんか？こんなん知ったらツライやろ」

『そんなやわに見えます？』


むしろすみません。
心配してくれてるのに、反撃のための撒き餌なんですよ。

「そーやったな」

また！フッて笑った！北さんが！
これこそ写真撮って全世界に知らしめたいわ。


「ほな今から職員室行ってくるわ。遅なるかもしれんからAは先に帰っとき」

行動が早い！さすがすぎるわ


『ほんまに一生ついていきます。更衣室からお風呂まで』

「通報されたいんか？」

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