もう一度会えたら 〜翔side２ ページ36
.
オレはつい、Aに見惚れてしまうけど。
.
けど、こんなに想ってんのって...
実はオレだけなのかなって
そう、思っちゃう時もあるんだ。
.
不安...とか不満...ってワケじゃないけど...
ヘタレなオレは今も聞けずにいる。
.
オレのこと、好き？って......
...........智くんと、どっちが.........
.
.
A：「でね......ねぇ、聞いてる？ 翔」
翔：「あ、ごめん！ ......何？」
オレのネクタイをキュッと締めて
A：「...智ったらね、自分でネクタイ結ばないのよ。
Aの方が上手いからとか言って、
『やってー』っとか言って、甘えちゃって」
思い出し笑いのAにつられて、
オレも、「ははっ」と笑う。
もう、Aがする智くんの話にも
前ほどは胸......痛まないよ？
翔：「じゃあ、今度から...
オレもAに結んでもらおっかな」
A:「ふふ......いいわよ」
にっこり笑って、オレの頬にチュっとキスをする。
.
だって、オレも今、すげー幸せだから。
.
.
ねー、智くん。
そこから...見ててくれてるかな？
オレたち、元気にやってるよ？
.
もう一度智くんに会えるなら...
オレは、約束するよ。
Aを、きっと.........幸せにするって。
.
だから、もし...
もう一度会えるなら
智くんも、言ってくれるよね？
.
「おめでとう」って
オレらのこと祝福してよ。
.
.
もう......Aを、オレに......ちょうだいよ。
.
もう一度会えたら 〜あなたside１→←もう一度会えたら 〜翔side１
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 109人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
