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二人の未来 〜あなたside ページ46
雅紀に愛された後
一緒にシャワーを浴びる私たち
まだ少し恥ずかしいけど
雅紀の「ね、ね、背中流して？」
って甘える声が愛おしくて
男らしい背中を洗いながら
抱きつきたい衝動に駆られる
バスタオルを巻いたまま化粧水をつける私に
雅紀がTシャツとハーフパンツをもってくる
雅：「ね、さすがにさ。オレのズボンじゃさ、おっきいよね？」
A：「……ん。ちょっとブカブカかも」
雅：「そっか。
こんどパジャマ買っとかないとね。
あ…その、お泊まりセット、置いて帰っていいからね？」
私のポーチを指さして言う
雅紀のそのさりげない言葉に
これから続いていく、私たちの未来が見えて
幸せで胸がいっぱいになる
結局Tシャツの下に履くものがなくて
雅紀がさっきまできてたセーターを借りて被る
大きな男物のセーターは太ももまでの長さでちょうどいい
清潔な洗剤に混じってかすかに香る
雅紀の…におい
寝室のベッドに戻り東京タワーを眺めていると
雅紀が突然、あっそうだ、といって部屋を出て
戻ってきたその手には小さなホールケーキ
雅：「今日ね、おいしいって評判の店で買っといたの
Aが無事に、お仕事に復帰したお祝いに」
「食べよ食べよ」といってベッドサイドのチェストの上にケーキを置く雅紀
と。ちょうどケーキの上にオレンジの東京タワーが重なって…
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ラッキーアイテム
革ベルト
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