Love Situation (Masaki A) (ページ31)

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通じた気持ち　～雅紀side ページ31

オレ、ちょっと

必死すぎたかな

なんか、考えるとかなり…恥ずかしいけど

でも。

Aちゃんが、はいって言ってくれたから

オレは、もう、最高の気分で

よかったよ。勇気出して、言ってみて

A：「あの、お嬢ちゃん、元気ですか？」

Aちゃんの声に我にかえる

雅：「うん。元気元気。

こんど、会いに来てよ。ね？」

A：「はい、ぜひ。

あ、でも…私、妬いちゃうかも」

雅：「え？」

A：「だってー。

お嬢ちゃん、いっつも相葉さんに抱かれてて

ちょっと、羨ましいから」

なんちゃって。

そう言って照れたように笑う声を聞いて

そんなこと。

Aちゃんにもさ。

いつでも。…いくらでもっ。

雅：「ね、Aちゃん。…ってか、A。

前も言ったけどさ、もう雅紀って呼んでね」

A：「ん。……あー、雅紀。

もう0時になるよ」

雅：「ん？」

A：「東京タワー、そこから見える？」

促されるまま

部屋のカーテンを開け、窓の外を見る

電話越しのしばしの沈黙

と。ふいに。タワーのライトが、消えた

雅：「あっ。A、見た？」

A：「うん。…見た」

今日、やっと通じた、二人の気持ち

離れていても、心はつながってるよね、オレたち

同じ瞬間に…同じ景色を見てさ。

雅：「今度はさ、一緒に見ようね」

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