Love Situation (Masaki A) (ページ30)

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「信じて」　～あなたside ページ30

大きすぎる幸せを手に入れてしまう不安

ううん。むしろ

手にした後にそれを失うことの怖れ

そんなことも

もう…今、この瞬間は、たぶん

どうでもよかった

A：「私、自分でも

相葉さんのことこんなに好きになって

正直、自分でも戸惑うくらいです」

雅：「オレは嬉しいけど？」

A：「でも…

でも、それは相手が嵐の相葉さんだから

浮かれてるだけかなとか、そう考えちゃって

だって、私…

相葉さんのこと、なんにも知らないのに」

付き合ってからがっかりされたくない

そんな思いで、言い訳めいた言葉が口をついて出る

雅：「ははは。

Aちゃん、ほんとに正直だねぇ」

A：「怒らないん…ですね」

雅：「怒りはしないけど…

いやさ。オレ、信用ないのかなって

それがちょっとね、ショック。

ね、だめかなあ？

好きになっちゃった、ってだけじゃ…」

A：「…え？」

雅：「オレ…

好きだよ、Aちゃんの、そういう

マジメで、礼儀正しいとこ。

でもさ。ちょっとさ、考えすぎるとこ、あるんじゃない？」

A：「考えすぎ…？」

雅：「もし、好きって思ってくれんならさ

…信じてみてよ、オレのこと」

A：「……はい」

雅：「え、オッケー？

よっしゃぁ。

…ね、お嬢、聞いた？オッケーだって！」

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