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謎の男 ページ13

二年生たちは「何かしたらただじゃおかないからな。」と捨てセリフを吐き食堂を後にした。
俺たちも足早に食堂を後にするとAさんは行くところがあるといい、姿を消した。

in裏山の滝

マスターと別れた私は裏山の滝を訪れた。
さすがにマスターたちが使うお風呂は使えない。
礼装を解き長襦袢に着替え、池に入って身を清めることにした。
まぁ、かなり無防備だが池の周りに結界を張っているので問題ない。

「…ふぅ。」

生前はちゃんとお風呂があってみんなで入ったっけ。
あの頃が懐かしい気もするがそんな記憶は今の私には必要ない。

?「マスターは不在かい?ずいぶんと隙の多いサーヴァントなのだな。」
「そんなわけないでしょう。マスターは就寝の時間だから安全な場所にいるし、魔力だって届く。マスターがいる場所には結界もはってありますしね。」

声は男だった。この暗さなので姿は見えにくいが忍びであることは想像できた。

?「そのマスターは忍術学園の生徒だね?」
「だとしたらどうするのです?」

そう聞き返す彼は姿を見せた。

?「私は忍術学園の教師の息子でね。君が学園の味方なら協力したいと思っているんだ。」
「…なるほど?」
利「自己紹介が遅れたね。俺は山田利吉。」
「セイバーよ」

互いに握手を交わす。この人に敵意はないようだ。

「じゃあ、明日学園長先生を交えて話し合いましょう。」
利「いいよ。じゃあ、明日の昼、学園で。」

利吉さんとちょっとこなもんさん→←誓い。



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作者名:ましろ | 作成日時:2023年3月5日 11時

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