犬猿

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今回の犯人

西田司

西田は、名門大学似通っていた普通の青年だった。

名字さんの同級生で、話を聞く限り仲が良く2人で国家試験に向かって頑張っていたと。

しかし、国家試験を受けて合格したのは名字さんのみ。

西田は、試験に落ちしばらくしてからもうまもなく卒業という所で大学を辞め、アルバイトを転々として生活をしていた。

そのきっかけは、母親の死。

母親は国家試験が落ちてしばらくして亡くなった。

伊吹｢まだ見つかんねえのかよ！｣

分駐所に一度戻り、配信の中で犯人の名前、顔が分かり犯人について調べられた資力を呑気に読んでるしかできない。

志摩｢おい待て！闇雲に動いても無駄だ｣

伊吹｢じゃ、Aちゃんが殴られてるのを見てろって言うのかよ！｣

志摩｢そんなこと言ってないだろ！｣

動けない自分たちにみんな苛立っている。

桔梗｢Aがいる場所がわかったかもしれない｣

隊長が持ってきた資料。

そこには、防犯カメラに移る西田の姿。

｢ここは？｣

桔梗｢西田が昔母親と2人で住んでたマンション。1度引っ越してるけど最近また西田の名前で同じ部屋が借りられてた｣

走り出そうとする伊吹さんを志摩さんが止める。

志摩｢突っ込んでって名字に何かあったらどうするんだよ！｣

陣馬｢段取りを踏め｣

桔梗｢うちにも応援要請は来てる。無理はしないように…Aをよろしく｣

分駐所を出て急いで名字さんのいるであろう、マンションへ向かう。

間に合う。

何度も言い聞かせて。

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