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Aさんが居なくなって3年。
短くて長い3年間。
あらゆる手を使っても見つからなかった。
それから、自分は4機捜ではなくなったがたまに、元4機捜メンバーと連絡を取っている。
桔梗｢久しぶりね｣
｢お久しぶりです。桔梗さん｣
桔梗｢…まだ、探してるの？｣
たまたま、会った桔梗さんと昼食をとることに。
｢はい。時間があれば｣
桔梗｢3年だよ？Aちゃんら自分の意思で出ていったんだよ…｣
周りの人からしたら、諦めが悪い、執着心が強い、そんなことを思う人がいるのかもしれない。
それでも、Aさんに会ってちゃんと話をしたい。
その話を聞い、振られるのであればそれを受け入れる。
でも、あの手紙には自分の幸せを優先してAさんの気持ちは何も書いてなかった。
だから、諦めがつかない。
どうせなら、嘘つき、嫌い、など書いといてくれればよかったのに。
｢3年ですね…それでも、Aさんの口から何も聞いてないんです。だから｣
桔梗｢…はぁ。昔はなんとも思ってなかったけど、頑固ね九重は。執着心が強い｣
｢そうですね。執着心が強いのはAさんにだけです。｣
騒がしい店内で、自分たちは急いで昼食を取り外へ出た。
その時の、目の前の車道を挟んだ反対側の道に探していた人が居る。
｢Aさん…｣
桔梗｢え！｣
スマホを見ながら、何かを探している。
｢Aさん！｣
つい大きな声で、叫んでしまった。
その声に気づき、こっちを見る。
目を大きく見開いて、走り出すAさん。
それを確認すると、自分も走り出す。
Aさんを見失わないように。
信号を渡りやっと、同じ道を走ると今度は細い道に逃げ込む。
｢Aさん！｣
何度呼んでも、振り返らず逃げ続ける。
どれくらい走ったのだろうか。
気がついたら知らない道でどこを走ってるのかも分からない。
手を伸ばしたらあと少し。
｢Aさん待って｣
やっと掴んだ腕。
逃げようと、暴れる。
『離して！』
｢Aさん｣
『違います！人違いです』
｢Aさん｣
何度呼んでも、目を見てくれない。
ずっと下を向き続け、腕を振り払おうする。
そんな、彼女を無理やり引っ張り抱きしめる。
『離して！』
｢嫌です。もう離しません｣
『私は…違う…』
｢Aさん、お願いです。こっちを見てください｣
首を振り自分を拒む。
｢ずっとAさんを探してました｣
すると、さっきまで暴れていたAさんの動きが止まる。
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にる(プロフ) - そらさん» こんにちは！コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2020年9月26日 17時) (
レス) id: 6400c0deab (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 初コメです！久しぶりにこんなにトキメク作品に出会いました……胸きゅんしっぱなしです！これからも応援してます、無理せず頑張ってください(*´∀｀*) (2020年9月22日 0時) (レス) id: 3a64fd78e3 (このIDを非表示/違反報告)
にる(プロフ) - stさん» コメントありがとうございます！何度も見返していただいてとても嬉しいです！今後の展開も是非お待ちいただければと思います (2020年9月10日 2時) (レス) id: 6400c0deab (このIDを非表示/違反報告)
st(プロフ) - 面白くて何度も読み直してしまいました早く九ちゃんのこと思い出してあげてほしい (2020年9月9日 22時) (レス) id: 4b9d124ab4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にる | 作成日時：2020年8月26日 12時
