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それから、私はあのお客さんが苦手だ。
それでも、接客はお客さんを選べない。
客｢店員さん名前なんて言うんですか？｣
『え？』
客｢名前です。僕、裕太って言うんです｣
いつものように、パンを袋に詰めている時。
突然名前を聞かれた。
ここは、名前を言うべきか悩んでいると
菊池｢ごめんね。うちそういうの教えないようにって言ってて｣
客｢…そうですか｣
詰め終わった袋を強引に取りお店を出ていった。
菊池｢最近、あの人に絡まれてるよね？｣
『…はい』
菊池｢あの人が、レジ来るときは俺が変わるから｣
『…ありがとうございます』
菊池さんに甘えることに。
それからは、あのお客さんが来ると菊池さんにレジを代わってもらう。
お客さんは、菊池さんになるとイライラした様子でパンの袋詰めを待っている。
それから、しばらくしてあのお客さんは、来なくなった。
来なくなったことに、ほっとする。
｢お姉さん｣
バイトも終わり、スーパーに向かって歩いているとあのお客さんがいる。
なんで、こんな所にいるのか。
私は、無言のまま離れようとする。
｢なんで無視するんですか？避けられてますよね僕｣
『…ごめんなさい。』
｢Aさんとお話したいんです｣
『なんで名前知ってるんですか？』
私はこの人に、名前を教えた記憶はない。
無言のままにっこりと笑う。
私はその表情に恐怖を覚え、スーパーに行くことを諦め家に走る。
あの時の恐怖が蘇る。
怖い
その事しか頭になかった。
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にる(プロフ) - そらさん» こんにちは！コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2020年9月26日 17時) (
レス) id: 6400c0deab (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 初コメです！久しぶりにこんなにトキメク作品に出会いました……胸きゅんしっぱなしです！これからも応援してます、無理せず頑張ってください(*´∀｀*) (2020年9月22日 0時) (レス) id: 3a64fd78e3 (このIDを非表示/違反報告)
にる(プロフ) - stさん» コメントありがとうございます！何度も見返していただいてとても嬉しいです！今後の展開も是非お待ちいただければと思います (2020年9月10日 2時) (レス) id: 6400c0deab (このIDを非表示/違反報告)
st(プロフ) - 面白くて何度も読み直してしまいました早く九ちゃんのこと思い出してあげてほしい (2020年9月9日 22時) (レス) id: 4b9d124ab4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にる | 作成日時：2020年8月26日 12時
