第二話 ページ4
『あ、場所は？どこにあるのその妖鬼学園って初めて聞いたんだけど』
「当日にお迎えが来るから時間までに準備を済ませとけば大丈夫よ」
『迎えって……お嬢様校とかじゃないよね…？』
「大丈夫よ〜共学だし、普通のとこと殆ど変わりないわよ？」
『……なぁんか母さん妖鬼学園のこと知ってる風だけど』
「私そこの卒業生なの」
とんだ爆弾発言だ…！！！！聞いてない
『なんで教えてくれなかったの！！だったら最初からそこ受けてたよ！』
「あそこは特殊だから交換留学じゃないと"普通"は入れないの」
『…？？？普通って…』
私の言葉を遮るように母さんは言った
「さ、明後日には迎えに来るらしいからとっとと準備してきなさい」
『え"ｯｯ！！！早くない！？』
今日知って明後日行くって早すぎない？迎えが来るぐらい遠いってことなのかな…？
「荷物全部まとめときなさいよ、妖鬼学園は全寮制だから」
『情報裏多いっす……え、家帰って来れないの？』
「夏休みとかは戻ってこれるわよ」
『何も聞いてないんですけどぉ……？？？』
「今生の別れじゃないんだから！ほら準備！！」
私の背中をぐいぐい押す母さんはなんだか楽しそうだ。まぁ明後日だもんね…早くしないと間に合わないし
『でも寮なんて初めてだし何持ってこう………』
ドライヤーとかあるのかな、冷蔵庫とかそういうのはあると思うけど……
「家電は基本揃ってるわよ、完全私物のやつは持っていきなさい。あとこれ」
いつの間に持ってきたのか母さんは手のひらサイズの小包みを私の手に乗せた。何入ってるんだろ…感触的にアクセサリー…？
「ブレスレットとヘアゴムね、お守り」
『なんでブレスレット？ヘアゴムは分かるんだけど』
「いずれ分かるわよ。それは寮についてから開けてね、手紙も入ってるから」
『はーい』
明後日かぁ、明後日………さっきよりもドキドキと不安が半端じゃない。だって情報全然知らないとこに行くんだもん…母さんが言うには妖鬼学園は小中高一貫校、所謂マンモス校らしい。だから普通は入れないのかと一人で納得した。
つまり私は外部生、しかも高校から入るから馴染めるかすごく不安。コミュ障とまではいかないけど、自分から話に行くのはそこそこ苦手だ。既に出来上がっている仲良い空気を私は壊せない……！！どうしよう別に一人ぼっちでもいいんだけど流石に友達の一人や二人は欲しい。
不安だ………先が思いやられる…
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リトマス試験紙 - 最高に面白いです。頑張ってください！！！ (12月29日 5時) (
レス) id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
汝(プロフ) - あっあああ!!めっちゃ好きです,,,♡ (9月6日 20時) (レス) id: fe2c1e07b2 (このIDを非表示/違反報告)
霙(プロフ) - もこさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです、励みになります。ゆっくりの更新にはなりますが次のお話も楽しんでいただけたらなと思います！ (8月5日 23時) (レス) id: c3d88da4d8 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 私逆ハー大好物なので嬉しいです！この小説に出てくる実況者様達全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (8月4日 21時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
霙(プロフ) - にゃーちゃんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけてとても嬉しいです！徐々に色んな方を出して行きたいと思っていますので気長にお待ちくださいませ！ (7月14日 22時) (レス) id: c3d88da4d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霙 | 作成日時：2023年1月22日 23時
