第二十七話 ページ30
子供に泣かれそうな顔でらっだぁ先輩を睨見つめる誰か。
「きょーさん………い"っっ！！！」
その人はらっだぁ先輩の頭に拳を落とした。
「誰が怖いや！！」
「そんな本気で殴んなくてもいいじゃん！！」
「おま……少しは反省しろ？」
苦笑いでその様子を眺めているとぱちりと目が合った。
ゆったりと此方へ向かってくるのを見て思わず後退りをした。らっだぁ先輩と仲良さげに話してるってことは悪い人ではないんだろうけど、少し怖い。
その人は表情を変えないまま私の目の前に立ち止まった。
「どーも」
『ぇ、あ……どうも…』
「らっだぁこの子誰？」
「和泉Aちゃん、今年の外部生の子」
「あぁ、この子が…」
納得したような顔でふぅん、と呟く。
え、なんだろう噂になってるのかな…
「てことで、きょーさんAちゃんのこと保健室まで連れてってあげて？」
「はいはい、そのために呼ばれたんやしな…じゃあ行こか」
『あ、はい』
「じゃあまたねー！！」
「次は一緒にテニスしましょ〜！」
大きく手を振るらっだぁ先輩とぴくと先輩を見てひらりと手を振り返した。
「怪我したんやっけ？」
『はい』
「なんで？」
『ぇっと…ゾム先輩に』
「ゾムさんが…なるほど、まぁええか。」
いくつかの教室を通り過ぎたところで、ぴたりと足を止めた。
心無しか少し大きめの扉。
「ぺ神先生おる？」
ノックも無しに開けられた扉に居たのは神、と書かれた雑面をつけた白衣の男の人がいた。
なんか、既視感を感じる…
「あれ、きょーさん？珍しいね、俺に会いに来たの？」
雑面の人はにこにことしているように見えた。
あ、ロボロ先輩か…ロボロ先輩も似たような雑面をしてたっけ…兄弟とか…？
うーん、顔が隠れてるはずなのに不思議と表情を読み取れてしまうのはどうしてなんだろう。
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リトマス試験紙 - 最高に面白いです。頑張ってください！！！ (12月29日 5時) (
レス) id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
汝(プロフ) - あっあああ!!めっちゃ好きです,,,♡ (9月6日 20時) (レス) id: fe2c1e07b2 (このIDを非表示/違反報告)
霙(プロフ) - もこさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです、励みになります。ゆっくりの更新にはなりますが次のお話も楽しんでいただけたらなと思います！ (8月5日 23時) (レス) id: c3d88da4d8 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 私逆ハー大好物なので嬉しいです！この小説に出てくる実況者様達全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (8月4日 21時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
霙(プロフ) - にゃーちゃんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけてとても嬉しいです！徐々に色んな方を出して行きたいと思っていますので気長にお待ちくださいませ！ (7月14日 22時) (レス) id: c3d88da4d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霙 | 作成日時：2023年1月22日 23時
