白布くん大好き系女子 2

六十七話 ページ28

『……暇だ』





もうとっくに勝ち進んで決勝の相手待ち｡








相手弱すぎて簡単に終わるからね。






『…！……烏野見に行こう』





そうだ。そうしよう。烏野見に行こう｡





確か､和久南とやってるはず｡準々決勝？かな？








『……いたいた。白布君と五色！…ついでに太一も』






「あん?ついでって何だよ」




「どうかしたんですか？」







『烏野見に行こう！』


「やだ」





この返事は想定内！





『行こうー！ねっ!お願い』




「俺はパース」

「俺もパス」





「…俺は行きます！」





…このやろう太一まで私に逆らうのか。




『おぉ、私についてきてくれるのは五色だけだよ。お礼にカレイの煮付け奢ったげる』




「マジですか！ありがとうございます！」




『あの二人には帰ったらグラウンド50周してもらお(大声)』





「「ピクッ」」





『あーあ、もし来てくれたらしらすとすき焼き奢ってたかもー』





「「行く」」




ま、もちろん奢りませんけど。今金欠なんだよね。








.









『やってるやってる！』






「……あ"っ……川渡先輩」





「ん？同中だった人？どれどれ？」





「もしかしてパイナポーヘアの人ですか？」






「ふはっ、なわけ」




「そう、その人｡和久南だったのか…」





「ええええええ」







『…負けないといいなぁ。今何セット目？』





「2…だね。烏野やりにくそうだな」




「なー。俺あのチビちゃんとやってみたい」




日向のことかな。…体力おばけ。






『思ったんだけどさ。…リベロめっちゃ上手い』




「わかる。あれ、千鳥山の西谷じゃん？」




「すごい人なんですか？」




「けっこうすごい」








なんてのほほんとした会話を続けている間にセット終了｡





「…さて、戻ってアップするか」



「だな」



「そろそろ監督キレそうですし！」




『…飛雄、決勝まで来なよ』








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Twitter始めました｡(遅い)

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