烏野に転校したアノ子は及川さんの多分彼女

２３！ ページ24

翌日・青葉城西







「…ハァ」


「ウザい」









朝から机に突っ伏して溜め息を溢す男、及川徹。





それに対して、バレー雑誌に目を傾けながら一刀両断する男、岩泉一。






「ちょっ！それが悩める幼馴染みに言う台詞ー？！」





「あーもう朝から溜め息ばっかでうぜーよこのクソ川！！」







岩泉は持っていた雑誌の角で及川の頭を叩く。







叩かれた及川は「いてっ」と短い悲鳴をあげてからまた溜め息と共に机に突っ伏した。







「岩ちゃん、Aったら昨日俺から逃げたんだよ？」


「それ聞くの7回目」








「しかも一日目からもう烏野のジャージ来ちゃってさ…」


「それ聞くのは11回目だ」





「もう！律儀に数えるくらいなら相談乗ってよ！！」


「自業自得だ馬鹿」








「ｳｩ,岩ちゃん酷い





…確かに俺も悪いけど…あんな一方的にさ…だから今日も烏野で待ち伏せるから！！」





「いい加減こっちのバレー部で練習しろボケが！！！(バシ」



「痛いよ岩ちゃん！！！」

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