いや、マジで勘弁してください。【文スト】

爆弾と銃と作戦と闇の幹部と ページ6

『何故態々そんなくどい計画を？あの阿呆の爆弾ですべて吹き飛ばせば問題ないじゃありませんか？』



「それじゃあマフィアの情報も凡てぶっ飛ンじまうだろうが！つーか阿呆って......お前はとことん梶井を嫌うな...」



『なって仕方ないじゃありませんか、どういう原理なんですか。


出勤したら頭上から致死量の爆弾が降ってくるって...あのせいで芥川さんと同じく医務室の住人になりかけたんですが......あの、爆弾魔が、ド阿呆が、頭脳は良いくせに何してンだよ』



あれを直接食らった私は一ヶ月医務室に居た。まぁそのお陰で芥川さんと仲良くなれたけど。



「ま、まぁ気の毒だったな、あれは。まぁもう過ぎたことだし良いじゃねぇか、な？

だから早く銃を下ろせ！手前の気持ちはもう十分に伝わったから......って、

それ殺傷力高えショットガンじゃねぇか！？どっから出てきたそれッ！？」



おや、どうやら銃の性質と種類の基礎知識についてはかじってるんだな。


一度に複数の弾を撃ち出すショットガンは、至近距離で使えば、その威力は拳銃の比ではない。


しかも、これはショットガンのレミントンM870だ。


銃身とストック部分を短くした、取り回しの良いソードオフモデル。


使い勝手の良い銃は戦闘時にでもよく役立つ。



『一応、中の弾は警察が開発した専用のゴム弾です。中っても気絶か、少し......いや、胃腸炎並みの痛さですよ。あ、試しに中ってみますか？』



「......いや、いい...」



中原さんは顔色を青く染め、私から顔を背けた。


ちぇ、折角良い銃弾と銃貰ったのに。



私の専門分野は銃の扱い、スナイパーだ。


銃の使い方は半年で学んだ。結構な時間を費やすことになったが、首が飛ばずに済んで本当によかったと思う。


得意分野というか、最高は８５０米先から１円玉にヒットさせたことがある。


確率は99.6% 残りの0.4%をどうにかしたいものだ。



『因みにこれは誰の作戦なんでしょうか？』


「太宰の野郎だ、ったく彼奴...一体Aを何に使うつもりなンだ？」


『......恐らく、私が船の外から狙撃銃で応援か、外部からの様子を観察。

またはその両方か......太宰幹部の考えは今一よくわかりかねませんね...』



太宰幹部は芥川さんを医務室の住人にしている御方だ。あれでも一応幹部だし、自 殺したがる幹部だけど、あれ一応私の上司ですしお寿司...仕方ないよね。


まあ、彼の脳みそ百回解剖しても、一生わからないような頭してるんだろうね！

うん、そりゃもう仕方ない！諦めてみんな寝よう！

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