nine ページ10
日向 「ハァ！？ボール見なきゃ空振るじゃん！」
影山 「かもな。でも.....やってみたい。」
影山 (＿＿＿見ろ。見ろ。)
(
(次にどう動く？どこに跳ぶ？
(＿＿＿＿＿今！この位置！このタイミング！この角度で！)
ドンピシャ!
花宮 「ふふふっ ようやくかな。」
ﾄﾞﾊﾞﾝｯ
影山 「＿＿＿＿＿よしっ！」
日向 「手に、当たったーーーっ！」
月島 「おおげさな.....」
澤村 「....おい 今.....」
「日向、目ェつぶってたぞ....」
影山月島 「「ハァァァァァ！？」」
月島 「ど、どういう....」
澤村 「ジャンプする瞬間からスイングまでの間、日向は目をつぶってた...」
「つまり影山がボールを全く見ていない日向の手のひらピンポイントにトスを上げたんだ... スイングの瞬間に合わせて... 寸分の狂いもなく...」
花宮 「ようやく徹に追いついたんじゃない？」
影山 「あ？」
花宮 「及川徹。彼はスパイカーの力を１００％引き出すトスを上げる。いわば、セッターの鏡。」
「ま、飛雄は天才だからなんだろうけど... 徹は自分のセンスと努力であのトスを上げる。」
「日向にボールを合わせることでようやく、徹に追いついたってわけ。じゃ、後は頑張って。キャプテン、私は用事があるので、今日はこれで失礼します。」
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花宮 「こんにちは。入畑監督。」
入畑 「花宮コーチですか。」
花宮 「今日は練習試合のお願いを。」
入畑 「勿論ですが、どことです？」
花宮 「もちろん、烏野です。」
入畑 「それは、影山のいる？」
花宮 「ええ。徹も喜びそうですし、何より徹に聞きたいこともありますしね。私が今マネージャーをやっているんですが、見ていただきたいものがあるので。」
入畑 「もちろんです。こちらから連絡しておきますね。」
花宮 「ありがとうございます。楽しみにしていますね。」
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作者名：CAORU x他1人 | 作成日時：2020年12月2日 19時
