ヒドインをお家に帰さなきゃ((つう

仲直り ページ4

「えっ！？極楽鳥……」

川島君驚いてますね
昨日私が言ったのは

「川島君は朱里井ちゃんへの嫌悪感ちょっとは減らそうとしているはずです！！朱里井ちゃんも川島君に歩み寄ってください！」

云々。

堀内君のこと言い忘れてますね……

しかし、歩み寄ってください！って言っただけで、

「極楽鳥の髪と目の色が普通になって、制服も戻って、スタイルもマシになってる！？」

まさか、髪を染めてカラコン入れて、制服を直して、スタイルも一般的な感じにしてしまうなんて！私は極楽鳥さんの髪の色も目も好きでしたけど。

「えへへぇ。どぉ？僕ねぇ！髪とか染めてみたんだぁ！！」

うっ……涙ものです。あ、涙じゃなくって鼻水が出てきました。ティッシュ……

「川島君！朱里井ちゃんは貴男と仲良くしようとこんなに頑張ってくれたんですよ！？ほら、手を出して！！」

川島君と極楽鳥さんの手を掴んでガシッと握手させます。

なんかやりきったって感じです。私はいつも地味なんで……

「ももねちゃーん！絵の具かーして！！」

お兄ちゃんがドアにいます。

「ちょっと、待ってて〜！川島君、朱里井ちゃん。仲直りしてくださいよ？」

絵の具を持ってお兄ちゃんの元へ。

「上手くいったみたいじゃない」

「川島君と朱里井ちゃんのこと？」

なんか二人で話してます。仲直りできたのでしょうか？

「なんのことかな〜？」

「こうなること分かってたでしょ」

「ええ〜誤解だよ〜」

素直じゃないんですね……なんだか、いい気分です。奈々ちゃんと堀内君も幸せそうですし。

「ありがと、お兄ちゃん」

「ん……？へっ？」

顔真っ赤……気持ち悪いです。川島君と極楽鳥さんの所へ。

「それにしてもさぁ、祐希くんが奈々と付き合ってるなんて……ふぇぇん……そうだっ！川島くんカノジョいるぅ？」

「いない」

相変わらず冷たい……けれど、暴言は言いませんね

「じゃあ川島くんのこと狙うね！」

極楽鳥さんは川島君の頬っぺたにキ、キスを……

川島君はガーン！みたいな顔して頬っぺたを押さえています。

「佐々木、顔真っ赤ww」

「川島君こそっ！」

これでこの話はおしまい

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