永瀬の裏事情 。

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「はぁ！？明学に行く！？」




先生にそう言われたのは、言うまでもない。




慶應に行け だの、



早稲田に行け だの、




散々 私の進路に口を挟んでくる先生に、



大学の行き先を告げた。






私の学力にしては滑り止めでも合格できる、とのこと。






「なんでそっち目指すかな〜。

原野はもっと上の大学も合格できるんだぞ？」






『…別に、いいじゃないですか。』





「え？」




今まで、反論したら先生に嫌われると思ってずっと言えなかったから、



先生もびっくりするだろう。





『自分の人生、自分で決めさせてください。


だから…、進路もいちいち口を挟んでこないで。』






「失礼しました」とだけ言って、職員室を出た。









空港に向かうと、




「A〜！！！」



パパとママが、私を見つけるなり抱きしめてきた。





『ちょっ…、ママ、パパ？！』





「はい！おみやげ！！

あと、友達のとこにもお礼しに行きたいから連れてって！」







廉も仕事とか大学の勉強とかで忙しい中、



ママとパパに会ってくれた。





ママもパパも、私が住ませてもらってた家が


ジャニーズJr.とは思ってなくってびっくりしてたし、





ましてや付き合ってるなんて言ってみたら、





驚きすぎてて笑った。←

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