《恋》2 (ページ29)

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・Y#79 ページ29

春ちゃんや中西さんと記念撮影を終えた所で開場の時間。

『こんな風に入場するんですね』
「そうそう」
『時間帯が決まってるんですか？』
「ふふ、Aちゃん、ほんと何も知らないんだね(笑)」
『勉強不足で、、すみませんっ』
「ううん(笑)」
『ちなみに、席はもう決まって「決まってないよ〜」
「発券するまで分かんないの(笑)」
『へぇ、凄い・・・何か宝くじみたい(笑)』
「あははは、確かに(笑)」
『春ちゃんが見える席だといいですね』
「後ろの方だとねぇ、、でも今回は神席の予感(笑)」
『私もそう願います(笑)』
「春も〜♪♪」

長い列が少しずつ進み、順番が回って来た。

何とも言えないドキドキ感。

発見されたチケットを中西さんが受け取り会場の中へ。

「よし、せーので見よう(笑)」
『は、はいっ』
「早く〜！」
「じゃ、行くよ？(笑)」

"せーのっ！"

【スタンド一列目・・・】

「やっばっ！」
「ママ！これどこ！？」
『ス、スタンド一列目・・・って』
「ほらほらほら、私の予感当たった！(笑)」
「しょーくん見える！？」
「見える見える！ばっちり！(笑)」
「やったぁぁぁぁぁ！」

スタンド一列目ってそんな凄いの？と
一人ポカーン状態の私に中西さんが

「Aちゃん、ガッツリれんれん通るよ！(笑)」
『ガッツリ？』
「そう、一列目はヤバい(笑)」

どうヤバいのか分からなかったけど
席に着いて言葉の意味を理解した。

これはヤバい。

もう目の前じゃん。

パニック！！

『これ・・・ど、どうすれば？』
「あははは(笑)」
『ここ通るんですよねっ』
「通るよ(笑)」
『ヤバいヤバいっ』
「お姉ちゃん大丈夫？(笑)」
『大丈夫じゃないっ』
「この近さだと気付くんじゃない？(笑)」
『どうで・・しょう』

席分かったら教えて｝

って来てたけど、教えるまでもない気がする。

それに今返事したところで見れるか分からないし・・・

取り敢えず今はドキドキが止まらない。

果たして、私は無事に生きて帰れるのかな。