《恋》2 (ページ24)

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・Y#74 ページ24

ライブ前に少しだけ廉くん達の事を勉強したおかけで
流れている曲も分かった。

画面に映る廉くんには未だ慣れないけど
あの頃と同じ綺麗な顔だなぁ。と見惚れてしまう。

「お姉ちゃんは誰が好き？」
『えっ・・・私は・・・』
「Aちゃんって、れんれんっぽいよね(笑)」
「え〜岸くんじゃない？(笑)」

な、中西さん・・・鋭い。

そして春ちゃん何故私が岸くんなの？(笑)

「岸くんじゃなくない？絶対れんれんだよ(笑)」
「お姉ちゃんどっち？どっちが好き？」

『んー・・・廉・・くん？』

「あはは、ちゃんと名前覚えてくれてる！(笑)」
『頑張りました(笑)』
「春は！春はね！しょーくんが好き！」
『ふふ、平野くん？』
「そう！♪で、ママはジンちゃん！」
『あ、そうなんですか？(笑)』
「あれ言ってなかった？(笑)」
『聞いてないです(笑)』
「可愛いのよ〜ジンちゃん♪♪」

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鑑賞会を終えて、各自お風呂に入った後
いつ話そうかソワソワしていると

♪♪♪♪♪

「お姉ちゃん〜携帯鳴ってるよ〜」
『あ、ありが・・・えぇっ』

【着信:廉くん】

咄嗟に画面を隠した私に不思議そうな顔をする中西さん。

どうしよ、、、、どうすべき？

♪♪♪♪♪

「春〜氷取りにいこっか」
「え〜めんどくさい〜」
「いいから『な、中西さんっ』

「ふふ、ごゆっくり♪♪♪」

悪いことしちゃった・・・

と、取り敢えず出なきゃ。

『もし「もしもーし」

『・・・お疲れ様』

「どした？テンション低くない？」

『いや、その・・・今ホテルで』

「あーごめん。完全に忘れてた」

『ううん、それは全然っ』

「かけ直そか？それとも俺が話そか？」

『はい？』

「中西さん、おるんやろ？」

『ちょ、待って、、そんな事したら中西さんびっくりしちゃうよ』

「いや、まあそやけど、、大丈夫ちゃう？」

『どっからくるのその自信っ』

「なんとなく(笑)」

そんなやり取りをしていると戻ってきた春ちゃんに
「お姉ちゃんー！！アイス買いに行こ！！」猛烈ハグを受ける。

その衝撃で落ちた携帯から僅かに聞こえる
"はるちゃーーーん"の声。

「春の事呼んでる？」
『あっ「もしかしてお姉ちゃんの彼氏！？(笑)」
『は、春ちゃんっ「もしもーし」

廉くんーーーーーーー！！
心の中で叫んだものの届かず
春ちゃんが携帯を手に取った。