Story42 ページ44
You side
「……すみませんでした」
『いえいえ…お気になさらず。』
私の目の前には申し訳なさそうに眉を垂らすバーボンこと降谷さん。
そしておでこを擦りながら持ってきた鞄の中を漁る私。
…一言いいでしょうか。
な ん だ こ れ 。
待て、なぜだ。なぜなんだ。どうしてこうなった?
えっと、確か、あむぴな降谷さんの家のインターホンを押そうとした瞬間に降谷さんが玄関のドアを開けて。
んで、ドアの前に立っていた私のおでことドアがごっつんこをして……。
……元凶降谷さんじゃねえか。←
まあ降谷さんだから許しますけどね。降谷さんだから。
何故だかこの状況がひじょーに居た堪れなくなり、鞄からPCを出して起動させる。
あくまでも今回訪問したのはハッキングを教える為だと言う事を忘れてはならないぞ、諸君。
『…んで、バーボンさんは主に何が知りたいんですか?』
「……そうですね、それではまず、アスティがハッキングをする上で大切にしている事を教えて下さい。」
そう言いながら、私の方へ近付く降谷さん。
ひえっ、さすが切り替えのお早い事で……。
てか降谷さんの顔近くね?すき。←
『…分かりました。
では、まずはプログラミングを打ち込む際のコツなんですが…、ーーー。』
ぐへへへ良い匂いがするんじゃあ←
内心そんな事を思いながらも、表面上では至って冷静に対応する私。
せっかくのハニトラだけど、ごめんよ降谷さん。
組織ではなるべく冷酷冷徹な少女としてのイメージを固定させたいんだ。
なんかもう、ここまで来たらもう開き直っちゃうよね。
目指すは血も滴る華麗な少女!
どっかの映画と被りそうな気もするけど気のせいだ!多分!
『ーーはい、ここまでがプログラミングを打ち込む際のコツのような物なのですが、なにか質問は?』
「いえ、とても分かり易かったです。流石はyarhuuですね。ちなみに、その技術はどこで身につけたんですか?」
さっきよりも体を密接にさせ、こちらを覗き込むかのようにして見つめてくる降谷さん。
おおっとー?ここでまさかの探りを入れてくるか降谷選手。
でも残念、私のこれはあんたのとこの部署が派遣したたまに様子を見に来るの野郎から教えて貰ったんだよ。
応用したのは私だけどね。てへっ()
『…すみません、内情はあまり教えられないので。』
ふっ、見たか!この華麗な流しかつこれ以上は何も聞くなオーラ!
私じゃなきゃ出来ないね!←
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食物連鎖の頂点に立ったササミ(国産)(プロフ) - ユキさん» うわあ本当だ……ありがとうございます!!更新の励みになります!これからも頑張りますね!! (2019年8月29日 18時) (レス) id: 1320405534 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - すごく面白いです!更新楽しみにしてます!!それから、24話なんですけど、URLではなくて、USBかな?と思ったのですが、間違ってたらすみません。 (2019年8月26日 13時) (レス) id: 36bc1bbe51 (このIDを非表示/違反報告)
食物連鎖の頂点に立ったササミ(国産)(プロフ) - 明里香さん» いつもお世話になってます!全然細かくなんてありません!(笑)多分これからも誤字る予定なのでもっとビシバシ言ってやってください!<(_ _)> (2019年8月13日 22時) (レス) id: 1320405534 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 46話が45話になっています。 (2019年8月13日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 44話に誤字がありました。「見たいですから」ではなく、「みたいですから」です。細かくてすみません。 (2019年8月13日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:食物連鎖の頂点に立ったササミ | 作成日時:2019年7月23日 16時