【J.M】Noriu gauti【16】

611*サヨナラなんて〈5/13〉 ページ11

限界を言葉にするも、



潤『えええー！

オレ、愛されてないの？』



そんな言葉で遮られる。



「そんな！そこで想いの深さを計ります？」


潤『計る計る(笑)。

だってシたいもん。

触れられなかった分まで欲しい』



むぅ。


それって私だけのせいじゃないよね？



「私だけが原因の冷戦じゃ無かったですよね？」


潤『何が？何のこと？』



しらばっくれた！！！



潤『過ぎ去った良くない出来事は振り返らない主義なの。

あなたが居てくれて、それだけで十分だから』


「じゃあ！」


潤『ん、気持ちはね？そうなんだけど、体がね(笑)。

ダメ？』


「松本さん、タフ過ぎる！」



自分の中の結論を口に出すと、



潤『前々から言ってたよね？』



そう開き直られる。



「それにしても！」


潤『ねぇ、まだまだまだまだ足りないんだけど、オレはどうしたらいいの？(笑)』


「そんなの、知りませんよ(苦笑)。

わかりません」


潤『ねぇ、責任取って応えて？

こんなにオレを壊しちゃうんだからさぁ(笑)』


「無理です！」


潤『こんな事ならあなた用の精力増強剤も買えばよかったなー』


「ちょっと！」


潤『あーあ。

これをどこか別の場所で処理するようになったらどうすんの？

それ、許して貰えるよね？

求めてるのに応えて貰えないんだもん』


「絶対、嫌！」


潤『えー

じゃあもうサヨナラしちゃう？

オレ、応えて貰えないなら考えちゃう、カナ？』


「ひどい！！」



どうしてそんな話になるの？(怒)



「もうサヨナラなんて出来る筈ないでしょ？

誰が私をそんな風にしたかわかってます？」


潤『あ、それはオレ(笑)』


「じゃあ言わないで下さい。

"何でオレ、振られてんの？"って縋ったの、松本さんじゃないですか！

もう嫌ですよ、別れを考えるの。

絶対に嫌。認めたくない。サヨナラなんて許さない」



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