4話 ページ6
与えられた自室に戻って椅子に腰掛けた。
どっと疲れが出てくる。これは長旅での疲れではない…先程の…。
そもそもあのお方なら私にお話になった時点で選択肢など与えてくださっていないはずだ。
物思いにふけっていると大きく扉がなった、「どうぞ」と声をかけると褐色の、どこか暖かい所の生まれなのかと思うような美丈夫が入ってきた。
はて、この人はたしか、…。あぁさっきの視線のすごかったお人か。と1人で納得する。
「こんにちは、先程ぶりじゃ。ところで鶴見中尉殿とはどげんご関係じゃしか?親しげに話しちょられたがまさかご子息なんやろうか?それなら羨ましか限りじゃっどん!!!」
…。
何語だ?何語なのだ、どこかの方言なのか?
とりあえず聞き取れた単語から推測してみる。
「私は義ではありますが鶴見中尉殿の息子にあたりますが…」
そう言うと相手はキエエエエエ!!!!!!!!!!!!と発狂?して叫び始めた。(床にゴロゴロ転がるオマケ付きだ)
うるさい、実にうるさい。こちらは今着いたばかりでとんでもない話を聞かされたばかりなのだと言うのに
そう思い始めると途端にムカムカしてきた。
「そうましい!さっきからグチグチグチグチと、こっちは名古屋から来て疲れとるんだ!用がにゃーなら出ていけ!
そもそもおめぇはなんでゃーきなり!かりなうみてゃーな色のへんちきりんが!猿かおめぇは!たわけ!」
ムキになって叫び返すと相手はキエッっと小さく悲鳴をあげて出ていった。
なんなんだあいつは…。あとで月島軍曹にきいておこう。
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ささたに(プロフ) - めろんMiiさん» ありがとうございます〜!お話書くの初めてなのでそう言っていただけて嬉しいです! (2018年11月25日 21時) (レス) id: 7a43d5e42f (このIDを非表示/違反報告)
めろんMii - わあああやばい面白いです! (2018年11月9日 22時) (レス) id: b03fbb9a4a (このIDを非表示/違反報告)
YUKIP87265226(プロフ) - じゃあやってみませんか?(゚∀゚)/ (2018年8月15日 12時) (レス) id: e52a61d0a0 (このIDを非表示/違反報告)
ささたに(プロフ) - YUKIP87265226さん» コメントありがとうございます、いいですね〜合作、楽しそうです…! (2018年8月15日 8時) (レス) id: 7a43d5e42f (このIDを非表示/違反報告)
YUKIP87265226(プロフ) - スミマセン忘れてください…出来ればで良いので…(;・∀・) (2018年8月14日 23時) (レス) id: e52a61d0a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ささたに | 作成日時:2018年3月28日 21時