夢と半霊 ページ37
妖夢視点
私は夢をみていた。
幼い頃、祖父に剣術を教わった時のことや、幽々子様が紫様を呼んで藍さんと恥ずかしい思いをしたこと、私が怖い夢を見て幽々子様が一緒に寝てくれた時のこと……。
考えれば考えるほど夢を見れば見るほど会いたくなってきた。
………寂しい、会いたい、亡霊なのに暖かい体で私を抱き締めて欲しい………………
私は、はっと目が覚めた。
何かいい夢を見ていた気がする。
でもこの胸の苦しさはなんだろう…
まぁ、いっか。
とりあえず、起きて仕度して庭を綺麗にして剣の稽古をして朝ごはんを作って………って、ここ白玉楼じゃないんだった。
思い出した途端涙が溢れてきた。
自分に深呼吸、深呼吸と言い聞かせると少し落ち着いた。
少し暑いな、と思いつつ、そうだ今日は朝の仕事がないから寝坊しても平気なんだと考える。
もうちょっとだけ寝てもいいよね…そう思った私は寝返りをうち、隣に寝ているであろう善逸を見る形になった。
「…………キャァーーーーッッ!!!」
善逸を見て私は悲鳴をあげた。
なぜなら善逸が私の半霊を抱き締めて寝ていたのだから……。
私の悲鳴を聞いて部屋で寝ていた善逸と親分、炭治郎が起きてしまった。
私は慌てて半霊を善逸から取り返した。
炭「今、悲鳴が聞こえた気がしたが大丈夫か?」
伊「親分の眠りを邪魔するなんていい度胸だな!」
善「ふわぁ〜あ……あ、三人ともおはよう。何かあったの?」
「あなたのせいですよ!」と言いたくなったが親分が怖いのでやめた。
「え、えーと……す、すみません。怖い夢を見ちゃいまして………。」
炭「(極力女の子の匂いは嗅がないようにしよう)そうか……。」
伊「怖い夢を見ただけで悲鳴あげるとかお前もずいぶん子供だな!」
善「(炭治郎なんで匂い嗅がないんだろう。)本当?(絶対嘘吐いてる。)」
「ほ、本当です!」
善逸が心配そうにこっちを見てくる。
「元々の原因はあなたですよ!」と言いたくなったが我慢した。
善「…ならいいんだけど………。」
伊「あーっ、眠い!俺はもっと寝るぜ。」
炭「今何時だ?まだ暗いし、もう少しだけ寝るか。」
善「…………」
炭「?どうかしたか?……善逸?」
善「…炭治郎、俺寝てた時めちゃくちゃ抱き締めやすい何かを持ってた気がするんだけど……」
私は心の中で「もうやめてーー!!!」と叫んでいた。
半霊というように半霊も私の一部の為恥ずかしいと感じるのだ。
暖かいと思ったのは善逸が抱いていたからだったのか……。
次の炭治郎の言葉に私は………
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東方、鬼滅好き - まりさのさは沙ですよ (2020年10月13日 3時) (レス) id: e41b7cca41 (このIDを非表示/違反報告)
普通の人? - えっと……物語は多分これで完結です。漢字ミスやわからない漢字を教えていただいた方々、ありがとうございました。今まで読んでいただきありがとうございました!では、また何処かで……… (2020年5月13日 1時) (レス) id: 3352d2f5fa (このIDを非表示/違反報告)
もーりーふぁんたじー - 伊之助の名前の漢字は『嘴平伊之助』 (2020年4月16日 8時) (レス) id: a8e855356f (このIDを非表示/違反報告)
普通の人? - 瑠偉(ルイ)さん» 教えてくださりありがとうございました!多分全部の郎を直しました!続きは………すみませんまだです。続きをどうしようか悩んでるんです。それに今色々忙しいんです。本当に申し訳ございません! (2020年4月7日 1時) (レス) id: 3352d2f5fa (このIDを非表示/違反報告)
瑠偉(ルイ) - たんじろうは炭治郎ですよ。ごめんなさい。 (2020年4月3日 14時) (レス) id: fd731e3884 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:普通の人? | 作成日時:2020年1月4日 5時