46. 寮長グリーティング! 〜ポムフィオーレ・2〜 ページ4
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『……?』
私は、初めは緊張による勘違いだと思っていた。
でも、流石に違和感を感じ始めた。
『と、取り敢えず……深呼吸しよう。
スー、ハー……スー、ハー……』
深呼吸して気持ちは落ち着かせられたというのに、未だに視線を感じる。
もしかして……私という異質な存在に誰かが気付いて後を付けてきてるとか……!?
だったら話しかけてよ!!!
ずっと気味の悪い視線食らうよか突然に話しかけられた方がまだマシだわ!! いやそれもそれで嫌だけどな!!?
そんなことを考えて、立ち止まれば、まるで「その瞬間を待ってました」とでも言うかのように、顔面スレスレに矢が飛んできた。
……え? 矢? 矢??
『え、あ……え、や、や……??』
待って、ポムフィオーレ寮で矢を打つ人なんて1人しか思い当たらない。
でも矢が私の顔面スレスレに飛んできたため、思わず顔が青くなる。
しかしそれよりも最悪な事態が起こっている。いや矢が飛んできたのでも十分だが。
何よりも先程飛んできた矢の風力(?)によって式典服のフードが取れてしまったのだ。
今すぐ被り直さないと……!
そう思ってフードに手を掛ければ、後ろからその手を掴まれた。
『……え?』
「……君は、誰かな?」
ギギギ……と言う効果音を付けながら後ろを振り返れば、
左右対称の金髪に、全てを見透かすかのように透き通っている暗めの緑の瞳。
姿を見て、私は彼__ルーク・ハントだと確信した。
それと同時に、硬直する。
『………ひえっ……』
「……えっと?」
『………ハッ。 えっあっえっすみませんでしたあああああ!!?!?』
「!!?」
ルークさんの顔が近くなったことに驚いて、大声で謝り後退った。
その時にフードを被り直そうとした。
しかし、それがいけなかったのか、一瞬驚いた後、またもや近付いてきた。
しかもフード被ろうとしてる手また掴まれたし。何で。
「君の名前は何て言うんだい?」
『……あ、えっと……名前は…… A・ライティル です。』
「ふむ……」
『あの……所でこの手って、離して頂ける事は、出来ますか……?』
「いや、それは出来ないね。名前を聞いたとは言え、君はまだ怪しいのだから」
『あ、えあ……ここに来た理由、話します……っ』
一刻も早くフード被りたいんだよこっちはっ……!
そしたらその必死さが伝わったのか、手は離してくれなかったが、警戒は解いてくれたようだ。
……いや手を離せ。
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今日は このキャラ について調べてみたら良いかもです!
マレウス・ドラコニア
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星猫 - そして、占いツクール以外の作品はログインが難しさと親が反対されてできませんでして。誠に申し訳ありません。貴方と関わらりませんにしませんにします。 (2021年9月23日 15時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 占努力して頑張る事は 1・合作の件でほったらかしをしません。 2・蒼姫のアクアと雪華とミリアを名付けません。 3・星猫のままで名付けます。 4・迷惑かけた皆さんの為に償います。 (2021年9月23日 15時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - 星猫さん» 返信打ってる時は気付かなかったのですが、また同じコメントありますね。 「努力しないように頑張る」? どう言う意味です? 取り敢えず、貴方は何がしたいのですか、何が言いたいのですか。 (2021年9月23日 14時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - 星猫さん» ああはい、それは事実ですね。 小説つくるのが大好き? ですが「占ツクには2度と来ない」と仰いましたよね。別に占ツクに固執しなくてもいいじゃないですか。別にここ以外にも小説つくれるサイトはあるのですから。そこへいかれてはどうですか? (2021年9月23日 14時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 2回目ですみません。確かに来ないと言いました。けどやっぱり小説を作るの大好きなので辞めなかった。だから努力しない様に頑張ろうと思います。 (2021年9月23日 13時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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