ネバーランドが滅びた日

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｢ごめんなさいって言える？｣



｢あ、ぁっ、ごめ、なさ、...っひ、ぁあぁっ！！｣



ゆうやの機嫌を損ねるようなことを言えば"お仕置き"と称して場所構わずセ ックスを強要される。

それは、俺がまだこの行為に抵抗を見せているから、で。



｢きのう、薮くんも混じって3人で楽しかったよね、今日もしよっか、っ、｣


｢いやっ、いやだぁっ....！ぁ、アん、ぅ ｣


｢なんで嫌なの？俺だけがいいってこと？｣



ゆうやは俺のことが好きだ。
もちろん、恋愛的な意味で。

チャラそうな見た目のくせに、独占欲が恐ろしいほどある。
昨日だって自分から薮先輩のことを混ぜたくせに、『薮くんので勃たせるとか有り得ねえ』って言って薮先輩が帰ったあと、つづけてめちゃくちゃにされたんだ。



｢ちぁ、ぅ、....ぅ、ひんっ、ぁ、〜〜っ、、｣


｢あー、腹立つ、｣


｢ひっ！？｣



ぐるん、と体を回され中で思い切り擦られる。

そのまま抱き起こされ、ゆうやと向き合う形で下から突かれた。


｢やっ、あ、おく、やぁっ、....｣


｢もう諦めなよ、｣


｢ぁ、ぁ、アっ、ひ、ん、んぅ、｣


また、言われる



｢伊野尾くんは俺のことが好きなんでしょ？いくら光くんがあの子を好きでも、ダメなんだよ、分かってる？｣


｢っ、ぅあっ、は、ぁ....っ｣



"伊野尾くん"


その名前を聞くだけで、意識的に忘れようとしていたいのちゃんの笑顔がフラッシュバックする。

そしていつものように、罪悪感に襲われた。



｢それに、薮くんがっ、伊野尾くんのこと好きだし、、はぁ、っ、｣


知ってるよ、


いのちゃんはカッコよくて人気者で優しいゆうやのことが大好きなんだ。


"気持ちは伝えられないと思うけど、好きでいたいなぁ"って頬を紅く染めてそう言った顔が思い浮かぶ。


そんないのちゃんのことを好きなのが薮先輩であることも、随分前から知っている。
自分のものにしたくて仕方ない、って。



｢光くんは俺のこと好きになればいいんだよ、｣


｢っ、....ぁ、ぁあっ、いっ、ちゃ、｣


｢キスしながらイって？｣


ごめんねいのちゃん、


俺はいのちゃんが好きだよ。


でもそれ以上に"大切"なんだ。
心配掛けたくない。傷ついてほしくない。泣いてほしくない。




｢んぅ、む、ぅ、....っ...｣


｢ん、....かわいい、｣







だからこの『隠し事』を許してほしい。







なんて、我儘すぎるかな。









fin.

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