【HQ】角名先輩はとってもずるい！！【角名倫太郎】

ずるい30 ページ31

そのまま自動販売機のある所に行き、横にあるベンチにそっと下ろしてくれた。



角名「ちょっとまってて。いまみずかってくるから。あ、そうそう。これお前のスマホ。速水さんにもう大丈夫って報告しといて」




すんごい心配してたから。


『ｺｸｺｸ』(頷いてる)


そう言って私にスマホを渡したあと自動販売機の方に向き直る



スマホを開きLI○Eでかえちゃんに 「心配かけてごめんね、角名先輩が助けてくれたからもう大丈夫だよ！！」



と送ると秒で既読がつき、電話がかかってくる。


『も･･･しもし、』


友達［もしもし！？大丈夫？大丈夫なわけないな、そんな声からして、怖かったよなぁ。


ごめんなぁ、もっと早くにきずいていれば、そんな声にならんかったんになぁごめんなぁ･･･］



今にも泣きそうな声で謝るかえちゃん。私は、否定の言葉とお礼を述べたいのに声が出せなくてあっせっていると



角名［ちょっと貸して、はいお水飲んで］



私のスマホとお水を交換で渡してくれたので有難く飲ませてもらう。



角名「もしもし、俺角名だけど。うん。あんまり自分を責めないで。

悪いのなんて閉じ込めたやつなんだから。


それに俺のとこまで走ってきて頭下げて探すのお願いしに来たんだから、誰も君を責めたりしないよ。」



かえちゃんが頭を下げて探すのを先輩にお願いしてくれた。



その言葉に驚いて、迷惑かけたな、って気持ちと少し嬉しさもあった。




角名先輩が話し終わったのかスマホを私に渡して、私の頬に触れる



角名「･･･赤く腫れてる。叩かれたの？」



ちょっと暗く怒った顔をした角名先輩を見るのは初めてだった。




私は黙って頷いた

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