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NOside
「悟、その子はなんだ」
「A」
「そうじゃなくて……」
『初めまして、A Aです』
「あ、えっと……初めまして。夜蛾正道だ」
五条は高専の入り口で、担任である夜蛾に見つかりAのことを問い詰められていた。
外で立ち話もアレなので、教室に入って、説明することになった。
「だから、さっき言った通り、拾ってきたの」
「まさかお前、誘拐──」
「違ぇって！！ちゃんとコイツもいいって言ってたし！
な、A！！」
『え？うん』
「なんか言わされてる感あるぞ」
「あ゛ー、めんどくせぇー」
五条がちゃんと説明しないから面倒なことになっていると、教室が騒がしいから気になったのか、夏油と家入が覗きに来た。
「え゛っ、悟まさか君……」
「は！？違ぇからな！？」
「うっわー引くわー」
「硝子まで！！違ぇっていってんだろ！！」
流石にこれ以上誤解されるのはまずいと思ったのか、ちゃんと説明をする五条。
「あのな悟、いくらそう言う子でも、流石に拾うってのは……」
「じゃあなんだよ、元いた場所に戻してこいって言うのかよ。冷てーな、傑」
『帰りたくない……』
五条の膝の上で涙目になって訴るA。
あまりの可愛さに、夏油は胸を抑えて俯いた。
『変な前髪の人どうしたの？』
「変な前髪w」
「クズ共、まさかロリコンだったとは……」
『ロリコンってなに？』
首を傾げて硝子に問いかけるA。
硝子も夏油同様、心臓あたりを抑えて悶えた。
「可愛すぎる、妹に欲しい」
「ブーメランだぞそれ」
意外とチョロい二人は、Aを高専に置くことに賛成。
夜蛾も、どうしてもと言うならと了承した。
『もう、あそこには帰らなくていいんだよね……』
「あぁ、ここにはお前と同じ呪いが見えるやつしかいねぇから」
『……そっか……！！』
──────
Aside
その日からわたしは高専に住むことになった。
全然知らないところで、知らない人だらけだけど、あの家と比べたら、比べ物にならないほどよかった。
あの変な前髪の人は傑くん、茶色い髪のお姉さんは硝子ちゃんって言うらしい。
悟くんと一緒に、呪いの勉強をして、任務とかに行ってるらしいって聞いた。
あんな怖い奴らと戦えるなんてすごい。
悟くんと傑くんは、なんか最強らしい。最強ってすごいね。
で、硝子ちゃんは反転なんとかで怪我しても治せるよって教えてくれた。
私もそういうのやってみたいな……
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みそでんがく(プロフ) - ツバキさん» コメントありがとうございます！！2期始まったので、そろそろ更新したいですね……。 (7月13日 11時) (
レス) id: 6bc2337e74 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ - めちゃくちゃ面白いです！！連載頑張ってください！！応援してます！！ (2023年4月19日 17時) (レス) @page20 id: b2e58f839d (このIDを非表示/違反報告)
みそでんがく(プロフ) - 神楽さん» コメントありがとうございます！！これからも頑張ります！！ (2021年3月26日 17時) (レス) id: 26006093e3 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 - この話大好きです！これからも頑張って下さい！ (2021年3月26日 14時) (レス) id: f343b82351 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそでんがく x他1人 | 作成日時：2021年3月24日 7時
