あなたを好きでもいいですか KS-2 (ページ16)

今日:17 hit、昨日:6 hit、合計:74,398 hit

60:言えないページ16

気が重い時の"明後日"なんて、すぐに訪れて

しかもなんだか体が辛い

風邪とかじゃなくて…メンタルから来るものなのかな、

嫌がらせのことを考えるたびに吐き気がして、心臓のあたりがきゅぅうっと痛くなって

今日は熱も出てるみたい

でも…行かなきゃ、

ギョンスオッパに誤解されて嫌われたらどうしようって気持ちが強すぎた

「おはようございます…、」

約束の時間の20分前にもう着いたのに、既にギョンスオッパとチャニョル先輩…そしてベッキョン先輩とチェン先輩までいらっしゃってて

BH「お、おはよー!!」

JD「やーA久しぶりー♪」

どこか無理をしているように明るくしてくださる先輩方を見ると、チャニョル先輩がお二人を呼ばれた意味が分かった

CY「Aおはよ^^ギョンス、ほら…」

座られていたギョンスオッパが、ギョロっと立ちっぱなしの私を見上げられた

…せっかく久しぶりのギョンスオッパなのに…私のせいでこんなに暗い顔をされている、

しばらく沈黙が続いたあと、ギョンスオッパも立たれて、他の先輩方もつづいて

KS「…何隠してるの、ちゃんと言って」

ギョンスオッパの低い声が、静まり返った練習室に響き渡った

「…お願いだから…っ聞かないでください、っ」

聞かれたら、嘘をつかなきゃいけなくなるから…

KS「聞かないでって…チャニョルには言ったんじゃん」

BH「いや、でもギョンス、チャニョルは直接目撃したからさ…」

KS「だからって…なんで僕に言えないの、」

「それは…っ、」

KS「僕のこと信頼してないから?」

「そんなわけ、っ…」

BH「ちょっとギョンス、Aは別にお前のことそんなふうに思ってるんじゃないだろ、」

KS「じゃあ何で言えないの、」

"何で"って…

「…言えないです、」

KS「…なにそれ、…もういい」

CY「ちょ、ギョンス!!」

ギョンスオッパが…背中を向けてズンズンと遠ざかって、

ドアに手をかけられた

このまま…誤解されたまま、行ってしまうのかな…っ