＊二十二話＊ ページ23
Aが目覚めるのを待っている間に、いつの間にか俺を眠っていたみたいだ
椅子に座ってベッドに突っ伏した状態で目を覚ます
『…あ』
俺が起き上がると見慣れた顔、聞き慣れた声が聞こえた
寝ていた筈のAはもう目を覚ましてようだった。
今までと何ら変わらない様子で表情も穏やかだ
「A…心配で来ちゃった。頭痛くない？」
『うん、それは大丈夫だよ』
何だか可笑しい…いつも通りの様子なんだけど。
Aが俺と目を合わせてくれないんだ。
何で…って、そっか。
俺と付き合ってた事、ばれちゃったんだっけ。
「A」
『…何？』
「嘘ついててごめんね」
俺が謝ると、Aはハッとして俺を見る
何故か泣きそうで、辛そうな顔
俺と付き合ってたのそんなに嫌だったの？
『違う…なーくんは何も悪くない。全部私のせいだから』
自嘲気味に笑うA。
「どういうこと？」
『全部見たの、私達の事』
見たって…何をだ？
俺達が付き合っていた時のこと？どうやって？
『多分…夢を見たの。その時全部見たよ。
まだ思い出した訳じゃないけど、経緯は何となくわかった』
にわかには信じがたい…けれど、そんな嘘をつく必要もない
どうやら言っている事は本当のようだ。
ということは、もう隠す必要もないか…
「そっか。
…もう知ってると思うけど、昔俺達は付き合ってたんだよ。結構ラブラブだったし毎日幸せだった。
でも俺の不注意で交際がばれて…Aが記憶を無くして。
もう俺に、君の傍に居る資格はない」
『何でそんなこと言うの』
「俺が君を傷付け、ご家族にも迷惑をかけた。もうこれ以上傷付けたくないから」
これ以上Aが傷付いてしまうなら＿＿
俺はもう、Aから離れる
ーーーーーーー
そろそろ完結です、完結し次第新作を作成致します！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 100人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しらたま色のねおん。(プロフ) - 桜あややさん» 二股でいいのですか？(( (2021年7月29日 15時) (
レス) id: 397afb6c54 (このIDを非表示/違反報告)
桜あやや(プロフ) - 好きです二股でいいので結婚してくださいっっっっっっっっっっっ！！！！！ (2021年7月29日 13時) (レス) id: 90426be14c (このIDを非表示/違反報告)
しらたま色のねおん。(プロフ) - 柏木。さん» おおありがとうございます結婚しましょう？((( (2021年5月23日 7時) (レス) id: 397afb6c54 (このIDを非表示/違反報告)
柏木。(プロフ) - あっっっっ好きです結婚しましょう？？？（は） (2021年5月23日 0時) (レス) id: f5d9efa36a (このIDを非表示/違反報告)
結(ゆい) - うほうっほうっほうほおおおおおおおお！((殴すみません本性が出てしまいました。 (2021年5月2日 8時) (レス) id: 28fa5b3b0f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しらたま色のねおん。 | 作成日時：2021年2月14日 19時
