実況者カップルはリスナー公認のようです【桃】

ゲーム ページ8

彼シャツをした次の日＿＿



正座したさとちゃんを前に、私は仁王立ち。







『さとみさん、問題です』


さ「…はい」



『私は起きた時から腰が痛いです、一体誰のせいでしょう？』


さ「…俺のせいです」




まあ昨夜は…ね、色々あって。


腰がめちゃくちゃ痛い…過去最高レベルかも。



さとちゃんは俯いてしゅんとしている。






『はい、正解です。だから今日は、私に付き合ってもらいますね』



反省してるからって甘やかしたりはしないよ。


私はさとちゃんの前を通り過ぎ、ゲーム機を取ってくる。









『…マ○カやりましょ』


さ「まじかよ」




さとちゃんとマ○カをやると、ストレス発散になるんですよ。

めちゃくちゃ煽ってくるくせに、後半で負けるからね。


生まれ持った運に感謝。







『はいはい、始めますよー』



心底嫌そうな顔をするさとちゃんは無視し、ゲーム機を起動。





さ「…たく、仕方ねえなぁ」



さとちゃんはとうとう折れたのか、ジョイコンを外して片方を私に手渡してきた。






よし、ボコボコに負かしてやる…!!(女の子が言う台詞じゃない)




△▼△▼△▼



さ「はあ!?何でそこでキラー出るんだよ!!お前何か仕込んだだろ!!!」


『運も実力のうちでーす』




期待通り、私の操作するガールはさとちゃんを抜かしていった。


さとちゃんはさっきまで一位だったため、追い抜いた私が一位になる。



いつも通り前半でめちゃくちゃ煽ってきたさとちゃんはめちゃくちゃ悔しそう。







さ「うーわムカつく!!ふぁ●く!!!」


『ひどー、彼女にふぁ●くはないでしょ』




そんな会話をしていたら、一位のまま私がゴール。


さとちゃんも続けてゴールし、あとはCPが続いた。





さ「あーやっぱAには勝てんわ」



ジョイコンを床に置いてから伸びをするさとちゃん。

その表情は凄く悔しそうだった。






『私も恋愛面でさとちゃんに勝てないし、これでおあいこだよ』


さ「そっか、さすがに俺には勝てないよなぁ」




うっわ、フォローしてあげた途端に凄いドヤ顔してくる!!

これは…かなりムカつく。









…でも勝てないのは本当のことだけど。




△▼△▼△▼



四季兎さんリクエストありがとうございました!!




最近視力が落ちた作者は、黒板に書かれた「例外」が「ｲﾀﾘﾀﾄ」に見えました笑

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