#116「たまには2人で」 ページ23
及川さんはあの後岩泉さんにビーチボールでボコボコにされてました……
夕方になりみんなとも解散して日向くんと帰り道を歩いてます。
「あーーーなんかさー」
「うん？」
「最近A、他の人に絡まれすぎ！」
まだ少し髪の濡れた日向くんが不機嫌そうにいう。
「そ、そうかな」
「そうだよ！最近俺といる時間あんまないじゃん！練習は別としても！」
日向くんがずいっと詰め寄る。
「…じゃ、じゃあ今からうちくる？親遅いし…」
「え、いいの…？」
〜
日向くんは私のベッドに座り私は用意したお茶をテーブルに置く。
「はい、どーぞ」
「あ、いただきます…！」
日向くんがお茶を飲む。
「確かにふたりっきりって久しぶりかもね」
「だろ？」
日向くんはお茶のグラスをテーブルにもどす。
「……もう、三ヶ月くらい付き合ってるのに、もっと長く一緒にいる気分。私、日向くんに会えてよかった。」
あの日、忘れ物をして
体育館を覗いて
あなたの姿をみて
部活に入部して
「うん、俺もよかった！ほら、こっちきて。」
日向くんが私に手を差し伸べる。
その手を掴み日向くんに抱き寄せられ膝に座らされる。
「重くない？」
「ぜーんぜん！」
そういって日向くんが私を後ろから抱きしめた。
あったかい。
「…なんか少し、大きくなった？」
「え？Aが小さくなったんじゃない？」
「なんでよ」
そういってクスクス笑う。
「日向くんは…どんどん成長して…すごいプレイヤーになるよ」
「ん、頑張る。誰にも負けねえ。」
「日向くんなら、大丈夫。」
振り向いて日向くんを見つめる
相変わらず身長差なんてものはないけど、
少し、大人っぽくなった日向くん。
「ちゃんと、守るからな、約束わすれてないから。」
「期待してます。」
そういって自然と目をとじ、
日向くんと口づけを交わした。
始まったばかりの夏。
私たちにとって、初めての、夏。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 208人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まみま - ひぃなぁたぁうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお (2017年1月5日 22時) (
レス) id: 8328bf08b1 (このIDを非表示/違反報告)
ひなねお。(プロフ) - はなさん» まさかの展開です（；＿；）！これからも応援お願い致します！ (2014年9月16日 21時) (レス) id: e8cdc29079 (このIDを非表示/違反報告)
はな - まさかの展開ですね……っ！！ (2014年9月16日 1時) (レス) id: d6b73594bc (このIDを非表示/違反報告)
ひなねお。(プロフ) - なっつさん» なんと恐れ大き言葉！（；＿；）ありがとうございます！これからもがんばります！ (2014年9月15日 21時) (レス) id: e8cdc29079 (このIDを非表示/違反報告)
ひなねお。(プロフ) - ちょこうさぎ。さん» これからも応援してください！コメントありがとうございます（；＿；） (2014年9月15日 21時) (レス) id: e8cdc29079 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひなねお。 | 作成日時：2014年7月20日 15時
