#40「優しい時間」 ページ41
あのあと山口くんは日向くんにめちゃくちゃ怒られてた…。
そして就寝時間になり、みんなに挨拶して二階の部屋へあがる。
なんか月島くんのこととか山口くんのこととか…
いろいろありすぎて頭グチャグチャ…
「はぁ…」
布団に横になると、私はすぐ、眠ってしまった。
夜中、ガタガタッという音で目を覚ます。
「ん…」
うっすらめを開けると扉のほうに人影。
「えっ…きゃ…」
「しー！俺だよ！俺！」
悲鳴をあげようとすると口を手で塞がれる。
この声は日向くんだ。
ホッとしてこくこくと頷く。
「へへ、忍び込み成功」
「忍び込みって…先輩にみつかったら怒られるよ？」
日向くんはニコニコ笑いながら布団の上に寝転がる。
「だって月島といい山口といい、なんか不安だしさー、せっかくの合宿だし、もっとAと話したいじゃん」
そういうと日向くんはにこっと笑う。
「うーん、まあ確かに…てか私が寝てたらどうするつもりだったの？こんな夜中に…」
「うーーん。寝顔とりあえず見て、部屋の前で見張ってる！いつ他のやつらが襲いにくるかわかんねえし！」
「それじゃ日向くん休めないじゃん…」
はぁ、とため息をついて日向くんの隣に横になる。
「だって守るって約束したから」
「それも大事だけど練習に支障がでたら私やだよー」
寝っ転がりながら見つめあう。
日向くん、不安そう。
すっと手を伸ばして日向くんに抱きつく。
「えっ、ちょ……」
日向くんは最初戸惑ってたけど、そのあと抱きしめ返してくれた。
あったかいなあ。
「あの……あんまくっつくと俺も我慢できなくなるんだけど。」
「ダメ、我慢してください。」
ふふっと笑いぎゅーっとする。
身長も同じくらいだけど、やっぱり私よりすこし大きい身体。
「日向くん、だいすき。」
「うん。俺も。」
それを聞くと安心して、ふっと私はねむってしまった。
〜〜〜〜
「…ねてる……？本当…無防備。」
サラッと髪にふれ、額にキスをおとす。
でもバレるとやばいから今日はこれで我慢しとく。
俺はAを布団にしっかり寝かせると、部屋をでた。
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ひなねお。(プロフ) - 狼少年さん» ありがとうございます！頑張りますので読んでいただけたら嬉しいです！ (2014年6月11日 16時) (
レス) id: e8cdc29079 (このIDを非表示/違反報告)
狼少年(プロフ) - とても面白いです！！！更新頑張って下さいね！ (2014年6月11日 14時) (レス) id: 490cc78f48 (このIDを非表示/違反報告)
ひなねお。(プロフ) - 木苺さん» コメントありがとうございます！更新がんばりますのでこれからも読んでいただけると嬉しいです！よろしくお願いします！！ (2014年6月10日 17時) (レス) id: e8cdc29079 (このIDを非表示/違反報告)
木苺 - はじめまして!
凄く面白かったです！
更新楽しみにしています！
日向頑張れっっ！！ (2014年6月10日 17時) (携帯から) (レス) id: ee263a9be4 (このIDを非表示/違反報告)
ひなねお。(プロフ) - MONO さん» コメントありがとうございます！日向くん応援してくれると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2014年6月10日 8時) (レス) id: e8cdc29079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなねお。 | 作成日時：2014年6月2日 20時
