#34「月島の略奪」 ページ35
ガシャンと倉庫の鍵がしめられた音がした。
にこにこ笑う月島くん。
「あの…えっと…掃除…」
とにかく話題を探す。
「夜月さんて本当鈍いんだ？」
そういうとドンと壁におしつけられる。
「…私！日向くんがすきだから…！」
「知ってるよ？ならさ、奪えばいいはなし、デショ？」
そういって月島くんはくすっと笑って
強引に唇をあわせる。
必死に抵抗するけど、
全然うごけない。
「んっ…くっ…」
キスはどんどん深くなっていって
頭がくらくらした。
そっからそれが何分続いたのか、わからない。
「日向のキスより、気持ちよかったデショ？」
そう言い残すと、月島くんは倉庫から出て行った…。
私はただ息を荒げることしかできなくて。
何も言えなかった。
〜〜〜
合宿二日目も夕方になった。
「お疲れー」
「あちー風呂はいりてー」
ガヤガヤと部員のみんなが帰ってくる。
日向くんも。
「あ、A！なんか今日全然みかけなかったけどどこにいたの？」
日向くんにきかれ
「ずっと、倉庫の掃除してて…」
と、答えた。
「そっか？？なんか顔赤いけど大丈夫…？」
不安そうに日向くんが私に手をのばす。
「っ……」
私は泣きそうになるのを堪えて私は日向くんから離れた。
嫌われる。
さっきのこと、日向くんがしったら
月島くんと喧嘩になる。
それにきっと私を嫌っちゃう。
怖い。
「…？」
「ほ、本当にへーき…！私…夕飯の支度しなきゃ…！」
そういってそそくさと台所へ逃げ込んだ。
「……A……？？？」
疑問だらけな日向くんの声が、後ろで聞こえた。
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ひなねお。(プロフ) - 狼少年さん» ありがとうございます！頑張りますので読んでいただけたら嬉しいです！ (2014年6月11日 16時) (
レス) id: e8cdc29079 (このIDを非表示/違反報告)
狼少年(プロフ) - とても面白いです！！！更新頑張って下さいね！ (2014年6月11日 14時) (レス) id: 490cc78f48 (このIDを非表示/違反報告)
ひなねお。(プロフ) - 木苺さん» コメントありがとうございます！更新がんばりますのでこれからも読んでいただけると嬉しいです！よろしくお願いします！！ (2014年6月10日 17時) (レス) id: e8cdc29079 (このIDを非表示/違反報告)
木苺 - はじめまして!
凄く面白かったです！
更新楽しみにしています！
日向頑張れっっ！！ (2014年6月10日 17時) (携帯から) (レス) id: ee263a9be4 (このIDを非表示/違反報告)
ひなねお。(プロフ) - MONO さん» コメントありがとうございます！日向くん応援してくれると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2014年6月10日 8時) (レス) id: e8cdc29079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなねお。 | 作成日時：2014年6月2日 20時
