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youside
｢Aさん…本当に着てくれへん…？｣
うっ……。
何故か上目遣いで見てくるチーノ様。
その表情が無性に心に来てしまう。
『わ…わかりました。着ます…。』
そう心に決意をし、
チーノ様に頂いた柔らかい布を肩から降ろし、高価そうな部屋着に腕を通す。
実際着てみると、通気性がよく腕周りの伸び縮みもしやすい。
…さすが高級な服…。
｢ん〜流石Aちゃんやな。
似合っとる！可愛い！！｣
そう言いながらしんぺい神様は私の頭をポンポンと叩く。
チーノ様も｢あ〜…ほんま好きやわぁ…。｣と言い私の手を握られた。
……なんだか、こーゆーのは慣れていないから小っ恥ずかしい。
裸をを見られることは慣れているが…こんなに優しく接しられたのは初めてで、どうすればいいのか分からず無言のままでいてしまった。
｢よし…最後にこれの説明をしなきゃね…。｣
しんぺい神様が取り出したのは、粉状の薬。
その薬は、さっきトントン様達が話していた例の薬というものであろう。
しんぺい神様がベットに座っている私の目線に合わせて腰を下ろす。
雑面で見えないがきっと私の目をしっかり見ながら口を開いた。
｢Aちゃん。昔の……幼少期の記憶とかある？｣
幼少期…？
『いえ…ありません…。
何時からか忘れてしまいました。
…えと…それがなにか……？』
｢…あんな、多分その記憶が無くなった原因は今までのAちゃんの買い手の中に薬を作ってる奴がいたんよ。
そいつのせいやと俺らは思っとる。
それでね、そいつは脳の形を萎縮させてり変形させたりする薬を作ってたんだ。
きっとAちゃんもその被害者。
簡単に言っちゃえば、この薬は少しずつ細胞を増やして脳の形を元に戻してく薬や。
勿論、原型には戻らんけど…多少の効果は得られると思う。｣
『記憶を……思い出せる…って事ですか…？』
しんぺい神様とチーノ様が強く頷く。
｢ただ、注意事項が2つある。
1つ目。1日1回必ず寝る前に飲む事。
1日でも飲み忘れてもうたら、効果が半減されてまうから気をつけてな。
2つ目。何かしらの副作用がある。
これは人によってやからAちゃんにどういう症状が出るのかがわからん。
もしかしたら、眠気が襲ってくるかもしれないし頭痛がするかもしれない。体が動かなくなったり、発作を起こしたり。
…この薬を投力するかはAちゃんに任せる。やるんやったら、俺らは精一杯手伝う。
…Aちゃんはどうしたい？｣
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CO2(プロフ) - 星が押したりなさすぎて、コメします。文章が読みやすいし、何よりストーリーが私好み過ぎて、、、凄く好きです。良い作品にで会えて嬉しいです！次章も楽しみにしてます。無理なく頑張って下さい！ (2020年7月11日 19時) (
レス) id: 55ea3c243b (このIDを非表示/違反報告)
ペンギン - がんばってください。 (2020年7月8日 0時) (レス) id: 5f842aeb4f (このIDを非表示/違反報告)
紅覇 - とても面白い作品で更新が楽しみです！！健康にも気をつけてください！！コメ失礼しました (2020年6月6日 17時) (レス) id: 6f781d8dfc (このIDを非表示/違反報告)
シラゆ - コメント失礼します。一目惚れしました。言葉で表せないほど好きです。更新頑張ってください！応援してます！コメント失礼しました。 (2020年5月15日 18時) (レス) id: dc5a42bdb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蟻之助 | 作成日時：2020年5月13日 12時
