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youside
｢じゃ、また後でくるわ。｣
と言って出ていってしまったシャオロン様。
今ここにいるのはしんぺい神様と、瓶底メガネの青年と、私だけになってしまった。
｢…さて、申し訳ないんだけど上半身だけぬげれる？｣
『…分かりました。』
言われた通り、大人しく上半身の服を脱ぐ。
と言ってもワンピースのような服だから下半身も必然とぬげてしまうのだが…。
しかし、体を見られるのは慣れてしまった。
しんぺい神様達に背を向けながら服を脱いで、畳みベットの傍に置く。
改めて自分の体を見ると、そこら中に傷跡があった。
これは確か……何だっけ。
どうやってこの傷はついたんだっけ？
えと……あれ……？
そんな事を考えてると、肌に布触れた。
ビックリして、背後にいるであろうしんぺい神様達を見る。
すると、瓶底メガネの青年か柔らかい布を私に被せていた。
｢Aさん、風邪ひいちゃいますからこれ被っといて下さい。｣
『…あ、ありがとうごさいます。
えと………？』
｢あっ…俺、チーノいいます。様とか付けなくてええんで…。昔みたいにチーノって呼んでください！｣
『わ、わかりました…チ、チーノ……様…。』
流石に呼び捨ては気が引けた為、中途半端な呼び方をしてしまった。
怒られるだろうか…そう思いチーノ様の顔色を伺うと
驚いた事に優しい表情をしていた。
瓶底メガネの奥にある、何時か見た夕日の様な淡い瞳がじっと優しく私を見つめていた。
それに釘付けになり、目が離れられない。
『…チーノ様の瞳は……夕日みたいに…綺麗ですね…。』
独り言のようにつぶやくと、チーノ様の表情は一気に暗くなる。
しかし、すぐさっきのような表情に戻り私の手をそっと握りながら
｢必ず、救ってみせるから…。
何処にも行かんといて下さいね…？｣
…私は、決心に溢れたような…でも悲しそうななんとも言えない表情に頷く事しか出来なかった。
｢よし、先に…せやな…背中周りが酷いからちょっと触るで？｣
準備が出来たであろうしんぺい神様が、私の背中をそっと触る。
すると、ぐんっとくる痛み。
しかしここで声をあげてしまえば、また殴られてしまう。
なんとか声を抑え、自分の感情を押し殺す。
｢……Aちゃん。痛かったら言ってええんやで？｣
『え……？』
背後にいるしんぺい神様に振り向けないまま、疑問の声を上げてしまう。
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CO2(プロフ) - 星が押したりなさすぎて、コメします。文章が読みやすいし、何よりストーリーが私好み過ぎて、、、凄く好きです。良い作品にで会えて嬉しいです！次章も楽しみにしてます。無理なく頑張って下さい！ (2020年7月11日 19時) (
レス) id: 55ea3c243b (このIDを非表示/違反報告)
ペンギン - がんばってください。 (2020年7月8日 0時) (レス) id: 5f842aeb4f (このIDを非表示/違反報告)
紅覇 - とても面白い作品で更新が楽しみです！！健康にも気をつけてください！！コメ失礼しました (2020年6月6日 17時) (レス) id: 6f781d8dfc (このIDを非表示/違反報告)
シラゆ - コメント失礼します。一目惚れしました。言葉で表せないほど好きです。更新頑張ってください！応援してます！コメント失礼しました。 (2020年5月15日 18時) (レス) id: dc5a42bdb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蟻之助 | 作成日時：2020年5月13日 12時
