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snside
｢ごめん。俺の落ち度や。
もっと慎重に踏み込めばよかった…。｣
眠るAちゃんの背をリズム良く叩きながら、素直にグルッペンに謝る。
彼女の心は予想以上に蝕まれていた。
それに気づかない俺も悪いが、なにより
｢もしかしたら、直ぐに治って昔みたいに笑ってるれるんじゃないのか…｣
と思う甘いが自分いた。
その甘さが彼女を傷つけてしまった。
｢……。｣
何も言わないグルッペンが、膝をつきAちゃんの頬を触る。
｢……本当にAなんだな。｣
そう聞いてくる。
｢…不安ならDNA検査でもしようか？｣
聞くと、｢…頼む。｣といい手をAちゃんの頬から離した。
…多分、彼なりの強がりなのだろう。
本当は今すぐにでも抱き締めたいぐらい、彼女の事が好きなんだから。
1番の親友でもあり、仲間であり、想い人なのだから。
でもそれはまだ叶わない。
きっとそれをわかった上で、しっかりと確かめてからAちゃんと向き合うのだろう。
ほんとに…俺よりちょっと年下なのに、大人びいちゃって…。
｢…傷の方はどうなんだ？｣
｢ああ…見ての通り、心の方は重症だね。
さっき会話してみたけれど、やっぱり薬を殺られてる。少しずつ解消していかないと、禁断症状が起きるかもしれない…。
本当に危ない状況だよ。
身体の方はこれから見るつもり。
やで、担架でAちゃんの部屋に連れていきたいんやけど……
あれ？グルちゃん、担架は？｣
｢………あ。｣
｢おーい、グルッペン！担架忘れてっとるで！｣
そう叫びながらこっちに走ってきたのは、
ニット帽を被ったシャオロンと、その後ろに走るチーノだった。
｢グルッペンさん、インカム届いた瞬間こっちにダッシュしてきましたらね…！？
…って…そんなことよりAさん…！｣
チーノの視界にAちゃんが入ったのだろう。持ってきた担架を床に広げる。
｢…チーノ、やっぱりAちゃん薬殺られてたわ。この前作った解毒剤の用意頼むね。｣
そう伝えると、チーノは眉をひそめて口を閉ざした。
｢…Aさん、なんもなきゃいいですね…。｣
解毒剤を作っている時に、そう呟いたチーノを思い出す。
｢…おい、チーノ！！｣
チーノの心情が分かったのか、シャオロンは大声をあげてチーノに喝を入れる。
｢っ！…は、はい！｣
そう返事をして、彼は調合室へと向かっていった。
…本当に…誰もこんな事は望んでいないのに。
本物の神様はやっぱ酷いわ。
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CO2(プロフ) - 星が押したりなさすぎて、コメします。文章が読みやすいし、何よりストーリーが私好み過ぎて、、、凄く好きです。良い作品にで会えて嬉しいです！次章も楽しみにしてます。無理なく頑張って下さい！ (2020年7月11日 19時) (
レス) id: 55ea3c243b (このIDを非表示/違反報告)
ペンギン - がんばってください。 (2020年7月8日 0時) (レス) id: 5f842aeb4f (このIDを非表示/違反報告)
紅覇 - とても面白い作品で更新が楽しみです！！健康にも気をつけてください！！コメ失礼しました (2020年6月6日 17時) (レス) id: 6f781d8dfc (このIDを非表示/違反報告)
シラゆ - コメント失礼します。一目惚れしました。言葉で表せないほど好きです。更新頑張ってください！応援してます！コメント失礼しました。 (2020年5月15日 18時) (レス) id: dc5a42bdb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蟻之助 | 作成日時：2020年5月13日 12時
