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utside
次の日。
昨夜は何とか終わらした資料をトントンに届けた後、すぐ眠りに入ってしまった。
気づけば朝食の時間で、急いで身支度をし部屋を出る。
昼はそれぞれの日程がある為バラバラだが、朝と夕飯は必ず皆で食べるのが何故かここでのルールだ。
きっと孤児院での習慣が身についてしまったのだろう。
僕が食卓に着くと、僕以外のメンバーが集まっていた。
｢ごめん、遅れてもうたわ。｣
一言謝罪をつけたし、席に着く。
するとキッチンの方から、げどちゃんが僕の分の朝食を持ってきてくれた。
｢大先生、はい。｣
幹部の間ではメイドさんやシェフは雇っていない。
もし、スパイが紛れ込んでいたら大惨事な為基本的に食事の準備は自分達で行っている。
まぁこんなクソでかい城、流石に14人で管理できないから掃除とかはメイドさん雇ってるけどね。
｢ありがとう、げどちゃん。｣
｢ん。｣と軽く返事をするげどちゃんは、自分の席へと座った。
｢さて、頂こうか。
…いただきます。｣
グルッペンが手と手を合わせ、東洋から伝わる感謝の言葉を呟いた。
それに合わせ、皆も呟き食事を始める。
必然と騒がる食卓。
そんなのを他所目に、グルッペンはオスマンに1つ問いただした。
｢オスマン、この後例の貴族に連絡をするのか？｣
｢そのつもりめうよ〜。
確か、c国のカース侯爵が引き取り人になってたはず。その人に、Aちゃんをこちらに引き取れるか確認してみるわ。｣
｢あぁ、頼む。｣
グルッペンは心做しか楽しそうに話していた。
皆も何時もより心做しか楽しそうに見える。
それは僕も例外ではなく、心から彼女に会える事を楽しみにしているのだ。
朝食は終わり、オスマンは早速自室へ戻って行った。
僕はというと、
昨夜渡したはずの資料をトンちに突きつけられ
｢こことこことこことここ。間違っとるで。｣
とすごい血相で今すぐ直せと言われたので、自室に戻り資料に取り組む。
それから数分後、インカムが起動する音が耳に入ってきた。
声の主は、グル氏で怒りを含んだ声を呟いた。
｢…幹部全員に伝える。
15分後、緊急会議を行う為会議室に来てくれ。｣
一体何のことだろうか？
また、｢戦争するゾ！！｣と5歳児のようにはしゃぎだすか…？
でも、声色からしてそんな雰囲気ではなかった。
すると、オスマンからの声も聞こえた。
｢…Aちゃんの事で話すことがある。｣
オスマンの声は、いつもの様に笑っていなかった。
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CO2(プロフ) - 星が押したりなさすぎて、コメします。文章が読みやすいし、何よりストーリーが私好み過ぎて、、、凄く好きです。良い作品にで会えて嬉しいです！次章も楽しみにしてます。無理なく頑張って下さい！ (2020年7月11日 19時) (
レス) id: 55ea3c243b (このIDを非表示/違反報告)
ペンギン - がんばってください。 (2020年7月8日 0時) (レス) id: 5f842aeb4f (このIDを非表示/違反報告)
紅覇 - とても面白い作品で更新が楽しみです！！健康にも気をつけてください！！コメ失礼しました (2020年6月6日 17時) (レス) id: 6f781d8dfc (このIDを非表示/違反報告)
シラゆ - コメント失礼します。一目惚れしました。言葉で表せないほど好きです。更新頑張ってください！応援してます！コメント失礼しました。 (2020年5月15日 18時) (レス) id: dc5a42bdb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蟻之助 | 作成日時：2020年5月13日 12時
