●志麻とセンラのターン ページ13
side 志麻
センラ君へカメラ通話をかけながら、まずは自分の好み…兼詠に合いそうな服屋に向かう。
詠の手を引きながら、目的地を探す。うらさかは後ろからついて来とるで。
「うし、探すかー…」
「へ?え?」
「うらたん、さかたん。ちょっと詠よろしくなー」
「おーう。」
「ちゃんとしたの選ぶんやで!」
「わかっとるわそんくらい!」
アイツら…俺を何だと思っとるんや。
女の子にあげる洋服くらいちゃんと選ぶわ……
「あーもしもし、センラ君?」
「志麻君!僕も服選ぶわ!」
「はいはい、どんな系がええの?」
「そりゃもう、女の子らしい服やろ。ガーリーっていうんやっけ?」
「あぁ、じゃあこっちかー…」
自分の好みはあらかた目星がついたので
カメラで店内を見せながらセンラ君目当ての服を探す。
「志麻君!あれ、あれがえぇ!」
「どれ?」
「あのワンピース!」
「あぁ、あれな。」
センラ君が選んだのはノースリーブのワンピースで
上は白地にお花の刺繍、下は濃い黄色のスカートになっている。
女の子らしいデザインでセンラ君のイメージカラーも入っとるからな。
「うん、それがえぇ。きっと詠ちゃんに似合うわぁ…後は、羽織るものやな。」
「はいはい。」
「志麻君!今うつったボレロ!!」
「ん…?あぁ、これやな。」
「完璧や……!!」
カメラ越しにガッツポーズしているセンラ君が見える。
確かにまぁこれはかわいいやろな。
「これでえぇ?」
「試着してもらってなー、んで写真撮ってそっこー送って。」
「はいはい、じゃあ俺も選んでくるわー。」
「頑張りやー」
電話を切って、センラ君の選んだ服をかごに入れ俺も選び始める。
んー…女の子の服って難しいなぁ……
センラ君もやってたけど、やっぱり自分のイメージカラーを入れたいという欲もあり…
「これと……」
そう言って手に取ったのはラベンダー色のパフスリーブという袖のカットソー
デニム地のショートパンツにジャケット。ニーハイソックスだ。
うん、詠にも似合いそうやし…ありやな。これ。そう思いながらみんなのところに戻った。
「お待たせー」
「ずいぶんかかったなー」
「センラ君と話しながらやったしな。」
「あぁ、センラの分もか。」
「っしゃ!まーしぃ戻ってきたし、俺らも出発や!!」
「へ?へ?」
1人、よくわかってない詠がぽかんとしている。
それを気にせず、うらさかは選びにいったで。
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千早(プロフ) - 時雨さん» それはお母さんが若く見られるのか何なのか…って感じですね、参考にして書かせていただきます―! (2019年1月8日 18時) (レス) id: 4534e70d0d (このIDを非表示/違反報告)
千早(プロフ) - べりーさん» レス遅くなり申し訳ないです…!それはまた…何を思ったんだそのおじいさん…って感じですね( ;∀;)頑張って書いてみます! (2019年1月8日 18時) (レス) id: 4534e70d0d (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - あ、母からの許可は得ています! (2018年12月28日 16時) (レス) id: 0afcbfa6c1 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 私は逆なんですけど、母とご飯を食べにいっていたら「お会計は別になさいますか?」とか領収書?が私の手元に必ず来ますw w母側目線で、面白く書いてくださると嬉しいですw w (2018年12月28日 16時) (レス) id: 0afcbfa6c1 (このIDを非表示/違反報告)
べりー - ネタ提供?なんですけど私も背が小さくてCDショップで何を勘違いされたのかおじいさんがお使い偉いねってお小遣いくれましたwww良ければおもしろく書いていただけると私も子供だと思われたかいがあるので(汗)お願いします! (2018年12月1日 12時) (レス) id: 064a730e00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千早 | 作成日時:2018年10月27日 1時