☆共同戦線!のはずが。…10 ページ12
深流side
〜♪〜♪
爽やかな音が響いた。
すると、音符が出てきて、赤鬼のまわりをくるくるまわる。
でも、ふわぁっとその音符は割れてしまった。
これって、鬼の方が強いから、だよね。
それに…、
琴音ちゃん、今、音色を信じてって言ったの…?
わたしと優斗みたいに、なにか秘密があるのかな?
でもっ、ここは…、
「共同戦線といったところ、かなっ!」
「おい。深流。アイツ、赤鬼だぞ。」
ひぇっ!?ウソっ!赤鬼!?
「ん?赤鬼がどうしたの?」
「えーとねっ、鬼の中でも1番強いのが赤鬼と青鬼なの!」
「赤鬼が出たということは、なにかあるんだろう。みんな、気をつけろ。普通の鬼じゃないからな。」
うんっ!!
………あっ!
「琴音ちゃん!赤鬼と青鬼の声が、主様とか姫様なら聞こえるんだっ!!琴音ちゃんもそういう秘密を持ってるなら、聞こえるかも!」
わたしと琴音ちゃんは、それぞれの武器を握りしめた。
《ジョオウガ、ヨンデル。ヒメタチダケ、コイ》
「女王?誰?」
「女王っていうのは、若葉学園中等部の生徒、ひなた先輩だよっ!」
ひなた先輩。
すごく美少女なんだけど、じつは鬼の女王__つまり、総大将なんだ。
「でも、行かない方がいいと思う…。わたしは行きたくないっ。」
「ああ。そうだな。敵のアジトに入ることになる。おれも行ったことがあるが、おれにはとてもかなわない。一応無事だったがな。」
ひなた先輩の過去が知りたい…。
でも、今は聞くべき時じゃないって判断してる。
《ジブンカラ、イカナイナラ、ムリヤリ、ツレテイク》
いっ、いやだよっ!!
「「うっ」」
わたしと琴音ちゃんのうめき声が重なった。
いやなのに…。絶対行きたくなかったのに…。
でも、そんなわたしの声は届かない。
もう、真っ暗、だ…。
☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪
大丈夫かな?
由菜でーす!
次の章、まれちゃんよろしくっ!!
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星野ゆり(プロフ) - ウゥッヒドイヨォぁ (2020年12月14日 21時) (レス) id: d100800eeb (このIDを非表示/違反報告)
雪平ゆうな(プロフ) - ♪稀小椎♪(mej)さん» うちのゆりがすまぬ………(( でもまじどーでもいいことだよね(笑) (2020年12月14日 20時) (レス) id: 811c951c78 (このIDを非表示/違反報告)
♪稀小椎♪(mej)(プロフ) - 星野ゆりさん» ごめんね…まじどうでもいいことだからw そしておひさ〜 (2020年12月14日 20時) (レス) id: 4cf15cbb89 (このIDを非表示/違反報告)
雪平ゆうな(プロフ) - 星野ゆりさん» ………ボードで話そっか☆(^^)ニコッ (2020年12月13日 21時) (レス) id: 811c951c78 (このIDを非表示/違反報告)
星野ゆり(プロフ) - えぇ教えてよ!ひどーい! (2020年12月13日 21時) (レス) id: d100800eeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪平ゆうな&♪稀小椎♪(mej) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/nenetann4/
作成日時:2020年6月4日 15時