ラブリルブラ (ページ4)

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樹Side

俺の彼女は実はすごい人だったりする。
今やYouTubeで登録者30万人くらい居るゲーム実況者だ。そんなAとの出会いは中学校まで遡る………

当時は同じ小学校からほとんどが持ち上がりで中学に入学したけど1人だけ知らない人が同じクラスにいた。
それが、天野Aという人物だった。

「天野さん、大阪出身なの？」

『う、うんそうだよ』

「ねぇねぇ関西弁喋ってよ！」

「なんでやねん！とか言うんだよね？」

『え、えっと』

最初はぎこちない標準語を話す人で大阪から両親の仕事の都合で引っ越してきたことだけ知っててあんまり話す機会は少なかった。

話すようになったのは二学期入ってから席替えで近くになってから。俺がジャニーズに入所してレッスン忙しくて勉強追いつかなくて、たまたま自習の時に課題の分からないところを教えてもらったんだっけか。
その時にAがゲームが好きで仲良くなったんだ。

樹「えっ、天野さんゲーム好きなの？」

『まぁそこそこするよ〜スマブラとかマリカとか……最近はお兄ちゃんに誘われてモンハンとかもしてる！』

樹「えっめっちゃやってんじゃん！」

『お兄ちゃんとしかあんまりやらないから誰かとやる機会あんまりないんだよね』

樹「えっじゃあ今度クラスの何人かでやろうよ！」

そこで実はAが大輝さん……あっ、Aのお兄さんの影響でゲームが好きになって結構やってるって知ったことが分かった。
たまたまクラスにも他にゲームが好きな人が多かったから何人かで集まってできるゲームもたまにしていた。

授業も当てられてもすぐ答えていて勉強も出来て学年でもトップクラスの学力だったから結構A自身すごい人なんだと知った。

それから学年も上がって、2年になっても地味に同じクラスで最初は天野さん田中くんの関係が、天野と田中になった。
2年になってからはAはクラス委員とかやってたから委員長って呼ばれてたりしたなぁ………

その頃も勉強で分からないところとかAが大変だろうからって俺のためだけにノートまとめてくれて、定期テストの時とかも俺はそのノートだけを頼りに勉強して赤点は回避してた。