34 作者の実話混じり ページ2
衣更「先生はなんで教えるのがこんなに上手なんですか?」
『う〜ん、多分私が天才ではないからじゃないかな。』
みか「んあ、A先生は天才やろ?お師さんだってそう言っとったし。おれもそう思うで!」
『努力をしたからだよ、小さい頃はてんでダメでね。中一の範囲の英語ができたのは高二だったし、小学生の時は特別学級の教室にいたよ。』
みか「特別学級?」
『小学生とか中学生の時、車椅子の子とか勉強が苦手な子とか、何らかの障害を持ってる人とかがいる教室なかった?』
凛月「あ〜、なんか木の名前の」
みか「おれは「なかよし教室」だったで」
『私もね、小学生の時はそこにいたんだ。』
弓弦「A先生がですか?」
『あぁ、2年生になってから皆と勉強に差が出てきてね。
そこに入ったんだ。私は泣き虫でね、意地悪な人がいてよく泣かされた。
高学年になってくると、イ ジメの標的にされてね。
暴 力はなかったが、悪 口を言われたよ。
仲間外れにされたり、バイキンうつしをされたり。』
鳴上「あら、お辛かったわね。
誰かにご相談は?」
『しようと思ったんだけどね、その時期に親の浮 気を知ってしまったんだ。』
衣更「え」
『父親は旅行会社に務めてて家にほとんど居なくて、その間に母は私と弟、妹を家に残して男といたんだ。
我が子がお腹を空かして、寂しくて泣いてる時に。
そんな中、私の、僕の師匠が助けてくれたんだ。』
凛月「放送で言ってた?」
『そう、師匠がこのことに気がついてくれてね。
親を叱ってくれて、勉強も見てくれて、そしてマジックを教えてくれた。』
夏目「その人はどんな人?」
『ふふふっ、私の師匠は日々樹のおじいちゃんだよ。』
大神「え"」
『師匠のおかげで中学からは普通の教室になったし、イ ジメをしてきた相手に反撃もできた。
学力も上がったし特技ができた。
私は天才になりたくて努力した人間なんだよ。』
鳴上「A先生はすごいのね。」
『まぁ私は運が良かったんだよ。
努力してもそれを踏みつけられる人もいる、私はたまたま助けてくれる人がいた。
人に恵まれた人間なんだよ。』
弓弦「それでも、努力をしたのはA先生自身でございましょう?
ご立派です。」
『ふふふっ嬉しいね、ありがとう。
あ、師匠のことは日々樹に内緒ね。言ってないんだ。』
ママ《内容が重い〜》
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ママ(プロフ) - 陽香さん» ありがとうございます!ほとんど皆さんのリクエストに頼りっきりではありましたが、喜んでくれる人が沢山いてとても嬉しかったです。本当にありがとうございました。 (2020年8月3日 15時) (レス) id: 4d5b6956a8 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 完結おめでとうございます。毎回楽しみに読ませていただきました。 (2020年8月3日 12時) (レス) id: a10faff46c (このIDを非表示/違反報告)
ママ(プロフ) - 絆さん» こちらこそありがとうございました!完結できたのは絆さんたちがこの作品を「面白い」「一気読みしてしまった!」「頑張ってください!」と言ってくれたからです!本当にありがとうございました! (2020年8月3日 10時) (レス) id: 4d5b6956a8 (このIDを非表示/違反報告)
絆 - 完結おめでとうございます!!最後の最後でめちゃ感動しました!!本当に素晴らしい作品をありがとうございます!!どうかお体にお気をつけてお過ごしください!!本当にありがとうございました!!!! (2020年8月3日 9時) (レス) id: da343c4ed4 (このIDを非表示/違反報告)
ママ(プロフ) - 少し忙しいので更新遅れます (2020年7月18日 10時) (レス) id: 4d5b6956a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ママ | 作者ホームページ:http mama1
作成日時:2020年5月22日 20時