【d!】大人になるから… (ページ6)

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2人で歩きながら駐車場へ行き、ショッピさんは一台のバイクの前で立ち止まった。
それはすごく大きくてごっつい、紫のバイクだった。

『バイク！？』
「ん、そうですけど」
『かっこいい！すごい！バイク乗れるの？』
「まあ…」

そう言ってショッピさんはバイクに乗る準備をしてくれる。

『私、バイク乗るの夢だったの。お兄ちゃんも乗ってたし、なによりかっこいかったから！でも、その身長で足がつく低いシートはここにはないですって言われて、教えてもらえなかったんだー。だからバイク乗るの楽しみ！』
「そうっすか。はい、準備できました」

そう言われて乗ろうとするが、なかなか上れない。

『む、むむむ』
「全く何してんすかwww」
『う″ー。よいしょ』

やっと乗れた。バイクは見た目と反して意外と狭く、お互いの距離が近い。

「しっかり掴まっててくださいね」

そう言って、ぶーんという大きな音と共にすごいスピードで走り出す。

『わっ…！すごい！私も運転できたらな』
「まあ、低いシートがある訓練所探せばいけるかもですね」
『おぉ！探してみる！』
「はい、小型2輪あたりなら……」

そんな会話をしていたら、すぐおうちに着いた。

『ありがとうございました！また今度一緒に行きたいっ！！』
「おん、また連絡ください。じゃ、おやすみなさい」
『おやすみー』