ろくわ 水視点 ページ7
昼休みが終わるギリギリに教室に飛び込んできたシャオロン、いつもの様に煽って笑う俺たちに対し、いつもとどこか違った。
何かあったのか。
煽りに禄に言い返すことなく、ただ一点を見つめてぼーっとしている。
そう感じたのは俺だけでは無い様でロボロも不思議そうに見ている。
昼休みの間に何があったのか、昼休みは久々に女共に追い掛けられていたシャオロン、まさか襲われた…?いや、彼奴程の体力があれば逃げ切れるだろう。
……あいつより力のある女がこの学校に居る…??去年はそんなこと無かった…新学期である初日と言うことは…
一年か…!!
あいつ一年に襲われたってことか…?
確かにアイツ華奢やし…体力はあれど力は平均くらい…有り得る…。
………グルッペンに報告やな…。
授業が終わり生徒会で会議をする。
名目は生徒会の増員だ。
放課後、全員が集まるとグルッペンが笑みを浮かべて言う
「諸君、今年度もよろしく頼むぞ」
その一言に俺達はそれぞれ返して行く。
たった1歳しか変わらない眼の前の男には、天性のカリスマというものがあるんだろう。
誰もがついて行きたくなるような、そんな才能が
「生徒会に推薦したい奴は居るか?」
その問いかけに俺は答える。
思い浮かぶのは中学の頃の生意気な後輩
「俺の後輩がおるで!彼奴頭ええし使えると思うわ!」
「うわ自分の後輩モノ扱いしよる…さすが心無い」
「あるわ心!!」
大先生の煽りに答えれば皆笑う。
それがいつもどおりだ、けど
ちらりとシャオロンの方を見れば、いつもののってくる雰囲気は無く、またぼーっとして、今度は頭を触っていた。
「…どうしたシャオロン」
俺の視線に気づいたグルッペンがシャオロンの方を見て問う。
名を呼ばれビクリと反応する、へらりと笑って見せるがやはり様子がおかしい。
「あ、いや…何も無いで…?」
明らかに何かを隠している仕草、言い草、シャオロンは生徒会の中でも軍を抜いて嘘が下手だ。
みんなに見られ縮こまる彼に、大先生は優しく言葉を掛ける。
「俺らシャオちゃんが心配やねん、何があったか教えてくれん?些細なことでもええ、笑ったりせんから」
背中を撫でる大先生の顔は優しい微笑み、その目の奥には怒りが見える。
「で、でも…ほんまに何もないねん!ただ…」
「ただ?」
口籠るシャオロン
「き、気持ちよかって…忘れられへんだけやから…」
顔を赤らめそう言い生徒会室を飛び出して行った。
全員に殺意が芽生えたのは言うまでもない
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まる(プロフ) - パスワード解放されてらっしゃる…！久々に見に来たら続編間近！！！嬉しすぎます！！パス、実はボードを見て以前試しましたが普通に開かず()なのでまた見られて嬉しいです！！更新楽しみにしています！！！ (5月6日 13時) (
レス) id: 33402943a7 (このIDを非表示/違反報告)
夜露姫(プロフ) - あああ好きですううううう……もう何もかもが好きです…更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2023年5月4日 23時) (レス) @page47 id: c00d592dea (このIDを非表示/違反報告)
ここなつぁ。 - 本当にもう好きです！天才かよ。動物も可愛いしd!の皆さんの反応もかわいくて本当にもう…。応援してます。頑張ってください！ (2023年5月4日 11時) (レス) @page45 id: e540fc95b9 (このIDを非表示/違反報告)
春嵐 - この作品すごい好きです!!毎日更新を楽しみにしてます!!応援しています!! (2022年12月18日 18時) (レス) id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
ビニール袋 - ぎゃあああああああああぎゃんかわああああああああああああ (2022年12月1日 18時) (レス) @page44 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生夏 x他1人 | 作成日時：2021年5月31日 23時
